2004年01月07日(水) |
やはり過大広告(?)業務核都市 |
ご存知の方もいると思いますが、相模原市は平成11年の「第5次首都圏基本計画」において新たに業務核都市に位置づけられました。それは、相模原1市ではなく町田市と都県境を越えた一体としてです。 業務核都市とは、首都圏の拠点的な都市のうち、広域的な機能を担い連携・交流の要となる都市を「広域拠点」として育成・整備することです。簡単に表すと、東京都心一極集中を少し離れた都市に拠点的な機能を持たる。且つ、それらを環状連携させ多極分散型とすることです。
さて、本題です。 昨年10月に「町田・相模原業務核都市基本構想(素案)」が東京都と神奈川県より示されました。もちろん、ここに至る間、相模原市と町田市の意見を聞きながら共同で行ってきたものです。 平成12年に一度これらを勉強した経緯がありましたが、基本構想が示されたので、改めて主催する「町田・相模原若手市議勉強会」として計5名で東京都庁へ意見交換をしに行ってきました。 実態は、具体的に目に見える利点の伴わない、俗に言う「箱物行政」の流れであります。言うなれば、一昔前の考え方であるのと、「業務核都市」「広域連携拠点」のイメージによる2次的で不確定な要素への期待、国や都県の今後の支援策への一つのツール的な考え・・・でしかありません。
たしかに、ないよりもあったほうが良いのはその通りだと思います。 しかしながら、何かにつけて、「『業務核都市』『広域連携拠点』に位置づけられた」ことを強調し、あたかも何か素晴らしい、新しいものが直ぐ目の前にあるかのような印象をあたえるような発言が多すぎます。たぶん、そのようなイメージをしている方は市民にも多いのではないでしょうか・・・。
事実を事実として伝える。身の丈、目線にあった施策を行う。これが重要です。 将来に対する期待は、しっかりとしたビジョンを示しながら伝えなければなりません。単なるその場の言葉だけで将来像が描けていない現状に疑問が残ります。。。
果たして、どれだけの議員が理解をしているのでしょうか・・・
(意味深長な書き方でゴメンナサイ・・・)
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