自立日記
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2003年10月30日(木) 個性

誰でもいいってわけではない。
好きになった人には、強烈な個性があった。
N子はハトが近くを通るだけで俺にしがみつくほど気が弱かったし、
Hチャンはクリエイターらしく、映画を見ていても
エンドロールが終わるまで席を立たなかった。
それら1つ1つが頭にこびり付く。
客観的に見ても、ちょっと変わった人だったと思う。
どうもneoは、普通の人では物足りないらしい。

neoは欲張りなので、もっとHチャンの個性を近くで見ていたかった。
そして同じ個性を持つ人にはもう出会えないだろう。
それが許されるのは、恋人だけだろう。
あらためて考えると、neoも、友達として3年も一緒にいたわけで、
十分堪能できたといえば堪能できたといえる。
しかしそれは男の性。自分のものにならないと、満足できないのだ。
惜しくて惜しくてならない。
自分だけが、彼女の個性を理解できると思う。
ヘンなところも、愛おしいと感じられる。

そして生涯自分を見ていてくれないと嫌だ。
永遠に、自分を愛してくれないと嫌だ。
なんか歯が浮くセリフだけど、ごく当たり前のことだ。


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