自立日記
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誰でもいいってわけではない。 好きになった人には、強烈な個性があった。 N子はハトが近くを通るだけで俺にしがみつくほど気が弱かったし、 Hチャンはクリエイターらしく、映画を見ていても エンドロールが終わるまで席を立たなかった。 それら1つ1つが頭にこびり付く。 客観的に見ても、ちょっと変わった人だったと思う。 どうもneoは、普通の人では物足りないらしい。
neoは欲張りなので、もっとHチャンの個性を近くで見ていたかった。 そして同じ個性を持つ人にはもう出会えないだろう。 それが許されるのは、恋人だけだろう。 あらためて考えると、neoも、友達として3年も一緒にいたわけで、 十分堪能できたといえば堪能できたといえる。 しかしそれは男の性。自分のものにならないと、満足できないのだ。 惜しくて惜しくてならない。 自分だけが、彼女の個性を理解できると思う。 ヘンなところも、愛おしいと感じられる。
そして生涯自分を見ていてくれないと嫌だ。 永遠に、自分を愛してくれないと嫌だ。 なんか歯が浮くセリフだけど、ごく当たり前のことだ。
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