セピア色の思ひ出
目次|過去|未来
最近の私は、懐かしさに浸りたがっているみたい。
借りてくるビデオにも、お家で耳を傾けるCDにも、
見たり聞いたりしては、自分の思い出と重ね合わせてみる。
最近借りるビデオは、どれも昔一度借りたことがあるものばかりだし、
CDは、付き合っていた人との思いで深いアーティストのものばかり。
昔、色んな人からもらったお手紙を、
自分の「思い出BOX」から引っ張り出してきて
読み返してみたり。
それは、
ティーンの頃もらったラブレターだったり、
モトカレからの交際時代のアツアツなお手紙だったり、
九州のペンフレンドのものだったり、
入院時代お友達になった、隣の病室のオジサマからの、
私の体を気遣ってくださった涙が溢れるような文章だったり。
それらのものに触れると、自分の頭の中に
色んな昔の記憶が映像化されてよみがえってくる。
そして、人と人との出会いや別れの経験もまた、その中に含まれていて、
それを思い出すと、懐かしさのあまり 胸がキュッって絞られた感じになる。
夕暮れの空を背にして地元の田舎道をジョーと歩いたことや、
真夜中、謎の人物N氏とBGMに尾崎豊をかけて家飲みしまくっていた日々、
ナベちゃんとハッスルして車で御宿に行ったのに、ヘトヘトになって帰ってきたこと。
そして、大晦日、想わぬ程心が通じ合うヒトと 年を越したこと。
全部全部、近頃はどんな些細なことも甦ってきて、
そしてこれから私は人生の中であと何回これらのことを思い返すんだろう
って考えてもみる。
私は、ずっとずっと思い返していたい。
もう二度と戻ってはこない大切な日々、大切な一瞬、
幸せを感じていたそれらの出来事を。
哀愁とかではなくて、
今でもそれを思い出すと再び幸せな感覚をおぼえて
思わず微笑んでしまうような、
そんな、ずっと自分の中に守っていきたい思い出を
これからもずっと、優しく抱えて、つつんで、
そしてまた新たに作ってゆく。
shihoは幸せなモノに 沢山沢山 支えられています。
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