セピア色の思ひ出
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2003年08月12日(火) |
** 田舎の思い出 ** |
[空]
まばゆいばかりの 青さだった。
東京の空より 遥かに高くて。
どこまでもどこまでも 上昇しても
宇宙には 到達しないんじゃないかと 思うほど。
白い入道雲がよく映えて、
そんな青い空の主役になっていた。
[花火の日]
花火大会が開催された場所は
自分の通っていた高校から すぐのところ。
駅から徒歩30分。
当時の通学路を 一歩一歩かみ締めながら
花火会場へ向かった。

駅から高校までは 通学路が三種類あって、
私は 車が一方通行しか出来ないような
一番細い道が 大好きだった。
[燕]
今年も彼等はやってきた。
でも やってきた当初、
意地悪者のカラスが 彼等の宿を壊してしまったらしい。
(と、祖母に聞いた)
幸い産卵前だったので、 親ツバメ達は
急ピッチで巣を再築し、三日ほどで修復させたそうだ。
雛が産まれてからは、
親ツバメ達は 朝日が昇る前の薄暗い頃 起床し
夕日が沈んだあと 真っ暗になるまで 空を飛びつづけ、
四六時中 雛のために エサを採っては 与えている。
身近に 窺うことが出来た、動物の子育てと 成長だった。
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