セピア色の思ひ出
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2003年06月09日(月) |
** 私のアルバイト② ** |
(昨日の続き)
■ 店内の様子 ■
全室座敷。 座敷は様々な広さのものが20部屋ほど。 お偉いさんの接待もよく行なわれる。 そして大き目の座敷では宴会もある。 年末の忘年会シーズンは目が廻るほど大忙しだ。
男性客のほとんどは、中年の管理職の方が多い。 日本料理屋であるから、外国人の方もよく来られる。
お店は「支配人」が取り仕切っている。 どの部屋にどのコを付けるかは、支配人に一任されている。
例えば、話し好きな客には、切り返しがうまいコが付き、 一人で延々と話をする客には、聞くことがうまいコが付けられる。 また、話が少しでも弾むように、客と同郷のコを付けたりもする。 常連さんには、なるべくいつも同じ子を付けるようにする。
支配人は女の子の付け方が非常にウマイと思う。 いや、女の子のつけ方というより、客の見分け方がうまいのか…
ちなみに、私の分担は 「一人で話す客」。 私は聞き手にまわるのが、自分でもうまいと思う。 それから英語とフランス語が少し分かるので 外国人のお客様にもよく付く。 アラビア人のお客様に付いたときは、流石に言葉の壁を感じたけれど… でも、外国語の力が少しでもつく気がするから、外国人のお客様は大歓迎だ◎
お店の女の人たちは、ビックリするくらい美しすぎる(◎o◎) 下は二十歳から、上は三十五歳くらいまでの人がいる。 長い人は十年くらいそのお店でアルバイトとして働いている。
私は、酔ったお客さんはあまり好きではない。 だけど、バイトの人たちは大好きだ。 キャピキャピした派手な人は誰もいなくて、皆落ちついている。 いい人たちばかりだヨ◎と思う。
前のバイトのお弁当屋さんはバイト同士の確執がすごかった。 が、今のお店はそんなこともない。
今まで何度も辞めようと思ったけれど、 そんなお店の人間関係が、私の「続ける意志」を持続させているのだと思う。
** 続く **
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