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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2006年06月30日(金)ちっちゃな傷たち。

夜中0時過ぎ。そうるから電話があった。

仕事で終電を逃したから家まで歩いて帰るのだと言う。
国道に沿って約1時間。歩いてるとこやねんーと言う。

耳を疑う。突然こんなことをやらかす。わけの分からんそうる。

もちろん猛反対するあたしに対して。
仕事で疲れたから気分転換したいとか。
最近運動不足やからちょうどええねんとか。
なんやかんやと理由をつけて譲らんそうる。

気持ちは分からんでもないけど危なすぎる。
最近いろんな事件だって多いのに。ありえへん。
この物騒な時代にそんなことをやらせるわけにはいかへん。


「ちょっとほんま。お願いやからタクシー乗って。」
「タクシー乗ったら今日の稼ぎがパーや(笑)。」
「危ないって。おとなしくお金使ってよ。」
「危なくないって。めっちゃ明るいし。」

なぜかテンションの高いそうるは。ずっとこの調子やった。
あまりにも無頓着なそうるに。だんだん腹が立ってくる。
だいたいヤツには危険予知能力が足りなさ過ぎる。
自分は絶対大丈夫とか思ってるとこが多すぎる。

そんなこと言っておきながらバイク事故ったりしてるがな。
何が大丈夫やねん。全然大丈夫とちゃうくせに。
自分だってその他大勢と同じなんやって思わなあかん。
何か起こってからやったら遅いねんで。

説教くさくなってるあたしに。そうるもうんざりし始める。
電話越しにもその空気が伝わってくる。そしてあたしも苛立つ。
「もー電話せんかったらよかった。」って言われて。
「ほんならせんでええがな。」って言い返してしまう。

ちっちゃなちっちゃなこと。とるに足らんこと。
たぶんあっという間に忘れられること。
でもあたしの中に。小さなささくれを確実に残す。

心の表面がチクチクしてる。自分でも分かる。


ねぇそうる。あたしちゃんと知ってるよ。
キレイなだけじゃ生きていけんよね。
傷ひとつない完璧なものをキレイとも呼ばんよね。

あんたとあたしの間にも。ほんまにいろんなことがあって。
大きな傷から小さな傷まで。たくさんあたしに残ってる。
あんたにだってそうやろ。そーゆうのがあるやろ。

でもな。そーゆう傷って後になれば認められるけど。
新しいうちはだいぶしんどい。それは大小あんまり関係ない。
よくあるやろ。指先のちっちゃい切り傷ほど痛いってやつ。

こんな勝手なコやったかな。
こんな強情なコやったかな。
今日のあんたを見てそう思ってしまった。
そしてこの程度のことにひっかかるあたしを情けなくも思った。

心の表面がチクチクしてる今のあたしには。
どんなちっちゃなことでも簡単に引っかかっていく。
そしてまたあたしの心に傷をひとつ残していく。

とても愛しいけど。とても疲れる。あんたへのこの感情。





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