***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年11月10日(月)自分にうんざり。

押し寄せるのは。後悔の気持ち。
溢れ出すのは。そうるへの愛情。

あたしは。なんで間違ってまうんやろう。
誰よりも愛しい人を。まっすぐ愛せへんのやろう。

もう自分にうんざり。吐き気がする。


ちょっとしたことで。そうるとケンカをした。
今思い返せば。ほんまにいつもと変わらんようなことやった。
あたしが寂しがって。そうるに相手してほしがって。
でもそれを。そうるがちっとも分かってなくて。あっさり突き放す。
そしてあたしが拗ねる。そう。たったそれだけのこと。

たぶん。あたしの気持ちがそこまで不安定じゃないときは。
ちょっと放置されたぐらいで。おかしくはならんと思う。
でも。なんか。うまく言えんけど今回は違ってた。
あたしがわがままやと言われれば。それまでかもしれんけど。
どうしてもどうしても。そうるに会いたいと思ってた。
聞いてほしい話があった。そうるの意見が聞きたかった。
それやのに。そうるの言葉はあたしを容赦なく突き刺した。

「あーもう。うっさいねん。うっといねん。」
(うっさい=うるさい。うっとい=うっとおしい。)
「ほっといてや。うちにはうちでやることあるねん。」


モノは言い方。これってすごい大事やと思う。
そうるの言ってることは。そうるにすれば真っ当な言い分。
だから。言い様によってはあたしもちゃんと納得できたと思う。
でもそうるが言ったのは。「うっさい」とか「うっとい」とか「ほっとけ」とか。
あたしを否定することばっかり。気持ちも無視するようなことばっかり。
しかも吐き捨てるように。どっか行けと言わんばかりに。

冷静になれば。ちゃんとそうるの気持ちも考えられる。
疲れてたんかもしれん。ちょっとあたしにうんざりしたんかもしれん。
たぶんそれだけのことで。深い思いがそこにあったとは思えへん。
今ならそう思うことができるのに。あの時のあたしはできんかった。
突き放された痛みで。かなり自暴自棄になってた。


りいな。彼女はあたしの中学時代からの友達。
彼女から久しぶりに連絡があって。合コンに誘われた。
りいなは。あたしとそうるとのことは知ってるけど。認めてない。
あたしにちゃんと彼氏を作ってほしいと思ってるみたいで。
なんかあると。いつもあたしをそーゆう遊びに誘ってくる。
(前にも誘われて。その時のことも書いてました。こちらの日記です。)

断ることの方が多いんやけど。今回はOKして行ってもた。
なんか気持ちがイライラしてて。どうでもよくて。投げやりやった。
そうるは。独占欲とか束縛とか。そーゆうのとは無縁の人やから。
あたしが例えばそうやって遊んだとしても。嫉妬なんて絶対せんやろう。
分かってたけど。むかついて。ちょっとだけ裏切りたくなった。

あたし。最低。


合コンは。最初は別にどうってことなかった。
適当な話をして。適当に仲良くなって。それなりに楽しかった。
でもそれが。「王様ゲーム」が始まったあたりで。崩れ出した。

あたしは。合コン経験が薄いんかもしれんけど。
王様ゲームをやるのは初めてで。ちょっと興味もあった。
もちろんどんなゲームかは知ってたし。やばいかなと一瞬思ったけど。
さすがに。初対面の相手と変なことはせんやろうと思ってた。
そーゆうのは。自分と関係のない世界の話やと思ってた。

でも。男の子たちはかなり酔いまくってた。
最初からそーゆう目的やったんかもしれんけど。
あたしはある王様に。あっさり指名されて。抱き締められた。
びっくりして抗っても。離してもらえんかった。
「ええやんー。別に減るもんじゃないしー。」そう言われた。

ええんかな。そうなんかな。そうかもしれんな。
だってこんなの。そうるもやったことなんやし。
ううん。そうるはもっとひどいカタチであたしを裏切った。
こんな遊び。きっと裏切るなんてことにもならへん。
だって遊びやし。気持ちが入ってないんやし。
どーでもいいやん。流されればええやん。遊びやん。

そう思って。ちょっと抵抗をやめたら。
王様は。待ってましたって感じで。あたしの唇を奪った。
軽いキスで終わらせるつもりやったのに。
ありえへんぐらいに。めちゃめちゃ吸い付かれた。
酒臭い息。煙草の匂い。生温かい唇。
覚えのないキスの感覚が。次々にあたしを襲った。

気持ち悪かった。吐きそうになった。
唇を離して。それを必死で堪えて。愛想笑いをした。

違う。こんなものが欲しかったんじゃない。
あたしが欲しかったのは。こんなものじゃない。
ありえへん。あたし。ほんまにありえへん。

目をつぶってても分かる。そうるのキス。
優しくて。あったかくて。ちょっと強引なキス。
あたしの唇を喜ばせるのは。それしかないはず。
こんな偽物のキスを。一瞬でも認めるなんて。そして許すなんて。

最悪。自己嫌悪。何やってるんやろう。あたし。



ねぇそうる。たかがキスって笑うかもしれん。
いまどき中学生だって。そんなこと言わんよね。
こんな幼いあたしを。あんたはバカにするかもしれん。
でもあたしは。ほんまにほんまに苦しかった。

あたしを抱き締めたり。あたしにキスをしたり。
そーゆうのであたしを気持ちよくしてくれるのは。あんただけ。
分かりきってることやのに。あたしは別の男に流された。
自分の意思で流されたくせに。吐きそうになった。

ほんまに欲しいものを。欲しいって言えずに。
ほんまに大切な人と。真正面からぶつかろうとせずに。
勝手に拗ねて。勝手に逃げて。さじを投げた。
あげく。どーでもいい男と。どーでもいい時間を過ごして。
適当に流されて。事を起こして。相手の男のせいにする。

違う。本気でイヤならどうにでもして逃げられたはずや。
まぁ別にええか。キスぐらい。あたしは間違いなくそう思ったんや。
それやのに。認めたくないから否定する。自分を正当化する。
愛してるのはあんただけ。そう繰り返して心をごまかす。

最低や。ほんまに。ほんまにあたしは最低や。

そうる。あんたがあたしのちっちゃな裏切りを。どう思うかとか。
そーゆうのが怖いんじゃなくて。ただあたしは自分が許せへん。
あたしは。きっとそんなキレイな人間じゃないのに。
キレイなフリをして。理屈ばっかり並べて。繕ってる。
醜い自分に気づいてる。でも気づいてないフリをしてる。

あぁ。もううんざり。消えてしまえばええんや。こんなあたし。






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↑あぁ。もうすべてに対してマイナス思考。やばい。





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