***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年05月26日(月)優しさが痛い。

今日は。ちょっと感動してもた。
じーんときて。涙目になってもた。
忘れたくないから。ちゃんと記しておこうと思う。


実習中。詰め所で記録を書いてるときに担当教官がやってきた。
この教官は。あたしがかなり苦手とする人物。
嫌いなわけじゃないけど。なんてゆーか・・・怖い。
マジメで。看護に対してすごい熱い人やから。
あたしみたいに。サボってるわけじゃなくても。
心の奥に。どうにも真剣になりきれん部分を抱えてる学生は。
そーゆうのを見抜かれてるような気がしてまうから。怖いんかもしれん。

その苦手教官がやってきたとき。そこにはあたし以外に学生がおらんくて。
(やばいー。逃げ出したいー。)って思ってたら。教官はあたしに言った。
「あなた最近いい顔してるわね。」って。(←「わね。」ってしかし・・・。)

あたしはそんなつもりさっぱりなかったから。びっくりした。
実際は疲れまくってたし。うんざりもしてたし。
もうさっさと実習終わってくれーって毎日思ってるし。
思い当たるようなことが全くなかったから。
「へ?そうですか?」って。困って笑うしかなかった。

でもそんなあたしに。教官は意外なことを言った。
「勉強は足りてるとは思わないけど。」(←キツイ。)
「でもあなたはすごくいいものを持ってると思ってるのよ。」

教官が言う「いいもの」ってのが何なのかは分からんけど。
それは。カンファレンスであたしがちょっとしたときにする発言とか。
日々の記録にちょこちょこっと書き残してる思いとか。
そーゆうのから感じ取れるものらしい。

教官はさらに。あたしに向かって言ってくれた。

「あなたはとても優しい人だと思うのよ。」
「人のことをとても考えられる心を持ってると思うのよ。」
「そういうのって身につけようと思ってつくものじゃないからね。大事にしてね。」

・・・やばかった。かなり泣きそうになった。
苦手意識バリバリ抱いてる教官の前では。
絶対に泣くわけにはいかんと思って。どうにか堪えたけど。
(なんてことを言うんや。この人は。)って。そう思った。

ありえへんほどストレートな誉め言葉やった。
嬉しいとか言うより。痛いくらいやった。
またがんばろうかなって。単純なあたしは思ったりした。


そしてあたしが自然と思い出したのは。またそうるのこと。

それは。2人でまったり飲んでるときに酔ってるそうるが言ったこと。
たまたま看護の話になって。こーゆう方面がおもしろそうとかいう話をしてたとき。
そうるは。ちょっとマジメな顔をしてあたしに言ってくれたことがある。

「でもなぁ。正直あんたは看護には向いてへん気もする。」って。

あたし自身がそう思ってる部分もあって。だからこそ真剣にもなりきれず。
迷ったり苦しんだりして。あがきまくってる時期やった。(今でもあがいてるけど。)
どうにか興味が持てる分野を見出そうとしてる時期やった。
そんな時期に。思いっきり向いてへんとか言われたらショックやった。
ショックというより。そんなこと思ってても言うなよって思った。
なんてデリカシーないねんって思って。かなりむかついて。
あたしはそうるに食ってかかった。

「なんでやねん。なんの根拠があるねん。それ。」
イライラした気持ちがいっぱい含まれた不機嫌な声やったと思う。
でもそんなあたしの声に対して。答えてくれたそうるは穏やかやった。

「んー。だってなぁ。あんたは優しすぎるからさぁ。」
「それは患者さんにとってはええことなんかもしれんけど。」
「あんた自身はいろいろ抱えすぎて。どうにかなってまう気がする。」

・・・今日の教官の言葉には我慢できたけど。
この日のそうるの言葉には。我慢なんかできんかった。
むしろ。我慢なんかする必要はどこにもなかったし。
あたしは。気づくとやっぱり頬を濡らしてた。
じんわりと溢れてくる涙は。あったかかった。


ねぇそうる。どうにかなったりなんかせんよ。そんなに弱くないよ。
てゆーか。あたしはそんなに優しくなんかないって。
買いかぶってる。ねぇそうる。買いかぶってるし。そんなの。

そう思う反面で。最愛の人にそう言われた事実は幸せすぎた。
あたしの性格を知ってて。それを分析して。そして心配してくれる。
あたしっていう人間を分かってくれてる。分かろうとしてくれてる。
これ以上の幸せなんて。この世にあるんやろうか。

あぁ・・・やばい。思い出したら泣きそうになってきたし・・・。

ねぇそうる。あたしはやっぱり気づかんところで。
あんたにいっぱい思われて生きてるんやろうなって思う。
あんたはさ。あたしが気づいてほしいとこでは気づいてくれんくて。
あたしをイライラさせたり。むかつかせたりするけど。
でも。まさか気にかけてくれてると思ってないとこで気にかけてくれてたりもするんよね。
そーゆう優しさに気づいたとき。あたしはもうどうしたらええか分からんくなって。
感動して。胸が熱くなって。ただ泣くことしかできんくなってまう。

そうる。あんたの優しさが痛い。痛くて痛くて泣けてくる。
日常の中に。あんたの優しさはいっぱい転がってて。あたしを痛ませる。
過去の痛みも。こんなにも簡単にあたしの中に甦ってくる。
そしてあたしは。両手で胸を押さえて。目を閉じてあんたのことを思ってる。
あぁ。なんて言えばあんたに伝わるやろう。
なんて言えば。この幸せな痛みをあんたに理解してもらえるやろう。

ねぇそうる。あたしはこんなにもあんたを思ってるけど。
あんたはこんなにも。あたしに思われてるわけやけど。
そーゆうのが。あんたの中で痛みになったりはせんのかな。
なんでこんなに痛いのか分からん。そしてなんで痛いのに幸せなんかはもっと分からん。

そんな不思議な痛みを。そうる。あんたも持ってるとええのに。





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