***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2003年01月23日(木)そしてすれ違い。

今日もあたしは実習で。バタバタしてた。
やらなきゃいけないことがあるとき。そしてそれを必死にやってるとき。
あたしの中には。二つの感情が同時に生まれる。
満たされた充実感。そして。なぜか消えない虚無感。

あたしの心は。きっと今息をしてへんのやろう。
ゆっくりしたいけど。大好きなそうるのことを考えたいけど。
そんなにゆっくりしてる時間が。今のあたしにはあんまりない。
思いたいことを思えへん心は。生き物じゃなくなってて。
脳からの命令を忠実にこなすために。感情を殺して。
メタリックで冷たい装置になってるような。そんな気がする。


木曜は。ちょっとだけそうるの実験が早く終わる日。
あたしは。グループワークを大急ぎで片付けて。
4時すぎに。そうるにメールを送った。
「今どこにおる?ちょっと会える?」って。
疲れまくりで。寂しさ全開で。あたしなりのSOSやった。

そうるからの返事はなかなか返ってこんかった。
あたしはちょっと諦めきれずに。20分ぐらいだらだら待ってた。
せっかく実験早く終わるんやったら。ちょっとでもいいから会いたい。
でも。そうるからのメールはさっぱり返ってこんかった。

実験長引いてるんかもなぁ。やっぱり無理かもなぁ。
そう思って。諦めて外に出て。原チャに乗ろうとしたところで。
コートのポケットに入れてた携帯が震える。

メールボックスを開いて。そうるのメールを確認。
急いで読む。読むと言うより。見る。(←そうるのメールは短いので。)
そして。あたしはがっかりして。溜め息をひとつ。

「あーごめん。バイク乗ってた。もう家帰ってきてもた。」

なんてこったい。せっかくやのにすれ違い。
今日ぐらいは。会えるかと思ってたんやけどなぁ。
なんか見えないモノに邪魔されてるような。そんな気持ちになる。

がっかりしながらも。しばらくぶりにつながったそうるが嬉しくて。
「なーんで帰るかなぁ。会いたかったのにさー。」って送ってみる。
そしたら。すぐに返事が返ってきて。あたしはまた携帯の画面を見る。
そこには。あたしの大キライな。でもそうるらしいセリフがあった。

「そんなん知らんやん。」

・・・あー。そう来たか。了解。
短い付き合いじゃない。あたしにはそうるの気持ちが見える。
疲れてるんやろな。もしくはご機嫌ななめなんやな。
今はメールを求めるべきじゃないときやってことを悟る。
「はいはい。実験お疲れ。ゆっくりしーな。」
そう言って。あたしはメールを終わらせる。
平気そうな文面で。傷ついたのをどうにか隠して。


「知らんやん。」って言葉に。いつ頃から敏感になったんやろう。
あたしにとって。そうるのこの言葉はけっこう痛い。
そうるは悪気もなく。よく使ってる言葉なんやけど。
「知らんやん。」って言われた後は。あたしはいつも寂しくなる。

「あんたがどう思ってるかうちが知るわけないやん。」
そういうことなんやと思う。それを素直に受け取ればええのに。
「あんたが考えてることなんかうちに関係ないやん。」
そんなふうに聞こえてしまうことが。あたしはけっこう多い。

「知らんやん。」って言われると。あたしは何も言えんくなる。
なんとなく距離を開けられたような気持ちになって。
はねつけられたような感覚に襲われて。
ごめん。ひっつきすぎてごめん。甘えすぎてごめん。
そうやって心の中で謝って。あたしはそうるから離れる。
くっつきたくてしょーがなかったのに。気持ちを抑える。


ねぇそうる。あたしはずっと思ってるんよね。
あたしの気持ちが。あんたを縛ることがないようにって。
それは前に。あんたとぐちゃぐちゃに傷つけあった時に。
あんたには言わんかったけど。あたしが決めたことやから。

あたしは。自分の思いの強さを知ってるから。
そしてそれが。あんたのあたしへの思いより強い気がするから。
いつだって。愛しすぎてしまうことが怖かった。
あんたを苦しめたくない。しんどくさせたくない。
あんたがそうなるくらいなら。あたしは言いたいことを我慢する。
キレイごと言ってるわけじゃない。それはあたしのため。
あんたが嫌な思いをすることは。あたし自身がしんどいことより。
あたしを苦しめるってことを。誰よりもあたしが知ってるから。

でもでも。会いたいと思ったときに。会いたいって言っただけ。
あんたが「素直でうらやましい。」って言ってくれるあたしは。
ほんまに素直に自分の気持ちを言葉にしてみただけ。
それやのに。「知らんやん。」とか。あんまりやんか。そうる。

あたしだけなんかな。会いたいって思ってるのは。
忙しいあんたは。あたしなんかどうでもええんかな。


・・・あー。言ってもた。最悪やわ。あたし。
「あたしのことどうでもええん?」とか。
うんざりするあんたの顔が。ちょっとだけ見えたような気がした。
そんなことを聞くような女にはなりたくないのに。

どうでもええわけないやんね。そうる。
あんなにも大事にされといて。お前は何を言うねんって感じやんね。

ごめん。そうる。あたしはあんたのことを誰よりも信じてるとか言いながら。
ちょっと会えんだけで。こんなにも簡単にあんたを疑ってしまう。
そんなふうに。勝手に不安になったり勘違いしたりするあたしこそ。
あんたにとっては。ちょっとしんどい相手なんかもしれんのに。

あーあ。会うだけでええのになぁ。
会えばすべてが解決するような気がするのになぁ。
なんでこんなにお互い忙しいねん。ほんま。





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