日曜日です。そうるはバイトです。 しょーがないです。分かってたことです。 でもでも。あたしはやっぱり欲求不満です(苦笑)。
来週は。サークルのみんなでスノボに行く予定。 そうるも最初は行くって言ってたけど。 例の免停のせいで。(罰金は8万じゃなくて7万やったらしい。) いきなりキャンセルとかしたし。だから不参加やし。
そんなこんなで。当分2人きりになれる時間がない。 あたしは火曜まであたしは実家に戻ってるし。(←弟が成人式やから。) そうるは普通に講義あるし。バイトもあるし。たぶん今週も会えん。
年明けて。1月が半分以上過ぎたとして。(←次の日曜は19日やから。) それでも。まる1日一緒にいたことがまだないなんて。 物理的距離がバイクで20分のわりに。あんまりじゃないかしら。 なーんか。なーんか。おもしろくないー。(←心の声。)
スノボはもちろん楽しみに。めちゃめちゃ楽しみ。 でも。そこにそうるがおらんのは。寂しい。 楽しみなことがあるのに。それを100%の気持ちで待ち望めないのが。 なんてゆーか。すごくもったいない気がするんよね。
去年もみんなでスノボに行ったんやけど。 そうるもおって。あれはほんまに楽しかったなぁ。 あたしは。またトリップして思い出す。 そしてまた。あんたへの思いの強さを実感して。 あーあ。困ったもんだわって苦笑いする。
あたしたちの学年12人で行ったんやけど。 もちろん経験者も初心者もおって。 あたしもそうるもボードは初めてで。相当こけまくった。 ボードって運動神経とあんまり関係ないのがおもしろい。 サークル内において。そうるの運動神経はかなりいい方やけど。 ボードやと。ありえへんくらいに腰抜けで。かわいかった。
2人並んでリフトに乗ったとき。 お互いこけまくりで雪まみれやったから。 「ちょーこけすぎー。」「うっさい。あんたもや。」 そんなふうに。けなしあったこともあったっけ。 そしてリフトを降りるときになって。2人ともびびってるくせに。 平気そうな顔してスーッと降りたりして。 「ふん。うちのんがうまい。」「いーや。あたしの勝ちやな。」 そう言って笑い合ったりもしたんやった。
そうそう夜は。みんなでひとつの部屋に集まって。 買って持ってきたお酒を飲んだんやったなぁ。 そうるがウォッカにはまりだしたのは。あれからやったっけ。 「40度やで!飲めるん?」「余裕余裕。飲んでみ。」 そう言われて。ウォッカそのものを飲まされて。 「げぇー喉が焼けるー。」って言ったあたしを。そうるは笑って見てた。
それから2人で抜け出して。隣の部屋で飲んだりして。 「寝酒やろーや。」とか言って。ひとつのベッドに横になって飲んでたら。 いつの間にか寄り添って寝てもて。友達に発見されて。 「なんやねんあんたらー。」とか言われて。写真とられて。 焦りまくってるあたしの横で。そうるは余裕たっぷりで笑ってた。
帰りのバスでは。あたしとそうるは隣の席になって。 みんながおるから。あんまり込み入った話とかは出来んかったけど。 みんな寝静まったバスの中で。寝顔を独占できるのは幸せやった。 じーっと見てたら。まだ寝てなかったそうるは目を開けて。 「早く寝なさい。」って小声で言って。あたしにでこピンしたんやっけ。
あぁ。あたしやっぱり忘れてへんなぁ。 そうるが絡んだことは。どんな小さなことでも。 あたしにとってはかけがえないことになるんやなぁ。
ねぇそうる。あたしは今年もそんなふうに。 あんたと一緒にスノボに行けると思ってた。 めちゃめちゃ小さくて。他の人にはどうでもいいような。 でもあたしには忘れられないような。キラキラした宝物みたいなのを。 今年も一緒にスノボに行って。いっぱい増やせるんやと思ってた。
でもそれが。なくなったことが。寂しくてしょーがない。 大好きなみんながおる空間は。めちゃめちゃ幸せなんやろうけど。 そこにあんたがおらんのが。すきま風みたいにきっと寂しい。 一番大事な1ピースが欠けてるような。そんな感覚になるんやろうな。
あーあ。ほんまなんで免停なんかやらかしたんよ。あほぅ。 掘り返して文句言ったら。あんたもイヤな気分になるやろうし。 あたしもそこまでは言わんとこうと思うけどさ。 でもあのスピード違反さえなかったら。一緒に行けたのに。 ・・・まぁ言ってもしょーがないんやけどさ。
そうる。今回はしょーがないから我慢するけど。 この分の埋め合わせで。いっぱい相手してちょーだいや(苦笑)。 |