***☆For My Dearest☆***



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男でも女でも関係ない。1人の人間として。
そうるはあたしにとって。かけがえのない最愛の人。

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2002年12月10日(火)イケナイことでも。

今日は。そうるに会えた。
嬉しかった。涙が出た。

小学生が書くような日記かもしれんけど。
今のあたしには。難しい言葉なんか出てこーへん。
何を言ってもうまく表せんような気がするから。

土曜にちゃんと会ってるし。実質会えてへんのは2日間。
それやのに。あたしは。今まで会えんかったどんな時よりも寂しすぎた。
もっと長く会えんかったことも(あんまりないけど)確かにあったのに。
この2日間は。ずいぶんといろんなことを考えてて。あたしには長すぎた。
だから。会えるかもしれんって思ったときのワクワクは。ハンパじゃなかった。
そして。会えたときのドキドキも。もちろんハンパじゃなかった。
やっぱりあたしの心臓は。恐ろしいほどに素直やった。


夕方。実習が終わって。あたしは図書館で調べ物をしてた。
ひとりで図書館で。静かに過ごすのはけっこう好き。
3階にある勉強スペースの。一番端っこがあたしのお気に入り。
端っこやとあんまり人が通らんから。ゆっくりできるんよね。
飲食禁止やけど。こっそりあったかいミルクティーを持ち込む(苦笑)。
家に帰ってから出来るだけゆっくりしたくて。がんばって課題を片づける。

どれぐらい時間が経ってからか。窓の外はけっこう暗くなってた。
机の上に置いた携帯が震えて。バイブ音が館内に響いた。
あたしは。急いで携帯を手にとってメールボックスを開く。
そうるからのメールやった。

「今って家におる?」
いつもみたいに。用件だけの短いメール。
でも。それが何よりそうるらしさを表してて。
なーんか。それだけのことに。じーんとする。

そういや前はよく文句言ったもんやったなぁ。
「なんでそんなにメール短いねん。」って(苦笑)。
それぐらいそうるのメールは。愛想もへったくれもない(涙)。
対するあたしは。なんやかんやと長すぎるメールを送るタイプで。
それはそれで。そうるによく呆れられたもんやった。
「もうちょい要点絞ったメールにしなさい。」って(苦笑)。
今はそれがお互いの個性やって分かってるから。何も言わんのやけどね。

でもまぁとりあえず。短めのメールを送ってみる(笑)。
「図書館におるよ。いつものとこ。」って返事をしたら。
「うちさっき終わってん。行くから待ってて。」って。すぐに返事がきた。

おやおやおや。もしかして。会えるんか・・・?
予想もしてなかった突然のことに。あたしは一瞬ぼーっとする。
そして。ちょっとずつ顔がにやけてくるのに気づいて。両手で顔を押さえる。
くすぐったくて。幸せな感覚に。全身が包まれる。

でもあたしは。やっぱりそういう気持ちがそうるにバレるのが悔しくて。
何気ないフリを装うために。普通に勉強を続けてた(笑)。


10分ぐらいして。階段を上がってくる人の足音が聞こえる。
それはだんだんあたしの方に近づいてきて。そしてあたしの横で止まった。
顔を上げると。ちょっとだけ笑った愛しい人が立ってた。
「おっす。」って。その唇が動いた。

閉館間際の図書館。まわりには誰も人がいなかった。
あたしはそれを確認して。そうるに。クイクイって手招きする。
話したいことがあるって感じで。内緒話っぽく口元に手を当てて。
そうるは。「ん?なに?」って感じで眉をちょっと上げて。
それからあたしの方に顔を近づけてきた。

あたしは不意打ちで。その頬に口づけた。

びっくりしたそうるは。顔を離してあたしの方を見る。
あたしは。だいたい公共の場でそういうことするのは嫌いーって言って。
普段はそうるがくっついてくるのにも照れてる。それやのに。
自分でもびっくり。でも。でも。自然な心の表れやもん。
そうるを見たら。どうしてもキスしたくなってもたんやもん。
ええやん。誰も見てへんのやし(笑)。
(↑これはいつもそうるがあたしに言ってるセリフ・・・。)

珍しく積極的になってるあたしに。そうるは驚いたみたいで。
「なんやねん。」って。ちょっと苦笑いして言った。
そして。あたしが会いたいモード全開やったことに気づいて。
「・・・おいで。」って言って。あたしの手をとった。

(どこ連れていく気なんよ!)って思って。直後あたしは気づく。
こんな感じのそうるが。何しようとしてるかってこと。
経験的にあたしは。なんとなく分かるから(苦笑)。

「あかんって!人来るって!」あたしは小声でそうるに言う。
「こーへん。こーへん。」そうるはあたしの忠告なんて聞こうともせずに。
あたしの手を引いて。高い本棚の陰まで連れていった。

本棚を背にしたあたしと。あたしを追い詰めたようなそうる。
向かい合って。見詰め合って。一瞬時間が止まる。
予感がして。あたしの中で理性と本能が闘う。

(ここどこやと思ってるんよ!図書館やで!)あたしの理性が言う。
いわゆる天使さあや。対するあたしの本能=悪魔さあやは笑って言う。
(ええやん。大好きなそうるやん。甘えたらええやん。)
あたしの中で。天使と悪魔がグルグル葛藤して。
その間は約10秒。・・・やっぱり。悪魔の勝利(苦笑)。

近づいてくるそうるの唇に。あたしは自分から唇を重ねた。
久しぶりに感じたそうるの唇は。柔らかくて。優しかった。
あたしは。あんまり気持ちよくて。鼻の奥がツンとした。


ねぇそうる。あたし。まーたやられちゃったわ。
あんたは。ほっとくとすぐ暴走するから。(←人のこと言えるんかいな。)
いつだって。あたしの理性だけがブレーキになるのに。
そのあたしの理性が壊れたら最後。あたしとあんたは。止まらんくなる。
分かってるけど。あたしだって。本能のままに走りたい時はあるから。
たまにはええかなって思って。こんなこともやっちゃったりして。

それにしても。そうる。あんたはいつだってあたしを退屈させへんね。
図書館でキスとか。あかんやろ。ほんま。
・・・まぁ受け入れてるあたしもあたしやけどさ。
(てゆーか先にやったのはあたしやし・・・(照)。)

でもあたしは。そんなあんたのことが。やっぱり大好き。
だからイケナイことでもなんでも。あんたとならやっちゃうんよね(爆)。
これが惚れた弱みってヤツなんかなぁ。

・・・あぁ。やっぱりちょっと悔しいかも(涙)。





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