■ 腰痛日記 ■
ケイの10年にわたる痛みの治療体験を少しずつ書いていきます

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2004年01月15日(木) セルフ・コントロール


::::::::::『脳の冒険』::::::::
養老猛司 著


― セルフコントロール ―

煙草も止められず
肥満も止められないような人間は
社会人として資格がない

アメリカ人は、そう考える

それをセルフ・コントロール
がきかない人間とみなす

アメリカ人はもともと
人の心理よりも
行動を重視する

だから
禁煙できるか
痩せられるか
そういった表に出る行動が
自然に重視されるのである

アメリカでは
心理学が行動主義になったくらいである

行動主義では
心理は客観的には扱えない
と考える

測定可能なものしか
科学の対象にはならない

行動は測定可能だが
心理は測定不能である

それなら
心理学は行動主義になるほかない

それを心理で片づけようとするのは
日本である

だから「精神一倒」なのであろう

結果はともあれ
「心がけ」である

朝、早起きをして
事務所を掃除する
そういう事務員がいたら褒められる

掃除は
どこまで行っても掃除にすぎない

しかし、その「心がけ」がよろしい

セルフ・コントロールが
日本でアメリカほど言われないのは
「心がけ」の伝統のある国だからであろう

秀吉の草履とりの話なら
日本人はたいてい知っている

草履を懐に入れる行動が重要なのではない

この国では
その「心がけ」がなにより大切なのである

セルフ・コントロールにあたる
日本語はなにか

それはじつは自主規制である

われわれは心の中でなんでも自主規制する
「出る杭は打たれる」のだから

それがいちばん安全ではないか

安全第一
目立たないのがいちばんよろしい


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アメリカ人の考えた行動療法は
日本人には適応しない部分があるのは
当然ですね

やはり日本人にあったプログラムが必要なんだ!




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