:::::『バカの壁』 養老孟司 著::::::
身体の問題というのは 脳の面から見るとどうなるか?
人間の脳では
てっぺんの部分で足を司り その下が大腿 さらにその下が腹
という風になっています
実際の位置とは丁度逆転した形に なっているのです
ところがこれが首のところまで来ると そこで順番がまた逆転して 今度は頭のてっぺんを司る
という構成になっています
つまり
足→大腿→腹→胸→首
と来たら 順番からいくと普通はそのまま
顎→口→鼻→目→頭
と丁度逆立ちをしているような 順番になるはずです
しかし、実際には首の次は
頭→目→鼻→口→顎
という風に 脳の中では身体は割り付けられている
これを図示したのが ペンフィールドのホムンクルス(小人) という図です
(ちょっと不気味な絵だね)
こんなのも見つけました http://www.mda.co.jp/oqi/art/art15.html 人間は脳に中で 身体の上と下が 首を境に分断されている
ちなみにコウモリの場合は 脳の中は頭のてっぺんから足まで きちんと順番どおりに配置されている
頭→手→腹→足
という風になっていて 人間とは殆ど正反対になっています
だから 人間が常に頭を上にして 歩いているのに対して
彼らはいつも 逆さでぶら下がっているのではないか と考えられています
では人間の脳はどうして 首で切断されているのか
首から上の運動と下の運動は まったく別であることが関係しています
つまり首から上の運動の代表は 食物を摂る運動で 下は身体を移動する運動
目的もまったく別
そう考えると 脳味噌の中で 首のところで切れているのは ある意味で合理的です
手がその間に入っているというのも 実に理屈にあっている
なぜなら首から上の運動には 人間の場合食事の他に コミュニケーション という重要な機能がある
これをやるのは口と手
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へぇ〜 脳の中で身体は さかさまになっているのか?
コウモリは逆さじゃないから逆さ??
他の動物の脳はどうなっているんだろう???
どうでも良いことですが オモシロイ(*^.^*)
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