::::::: 『 からだのひみつ 』 :::::::: 田口ランディ・寺門琢己 著
−盛り上がりどころがずれると− −満足できない生活になってしまうんです−
田口
男性の朝立ちってどういうもんなんですか?
寺門
起きて一時間くらいは完璧ですよ 無敵って感じ
じゃ、セックスは朝やったほうがよりいい?
女の人はうれしいかもしれないですね ただ女の人は朝寝ていたかったりする
神様はどうしてそうしたんだろう、不思議
へぇ・・・ なるほどね
一日の骨盤の開閉の周期に 完全にリンクしているんですよ
目が覚める時は 骨盤は閉じている腰がそってきて 寝ていづらくなって目が覚めるわけ
その時におちんちんは立ってるんですよ
腰が締まって 起きあがって動き回っているほうが 楽な状態 寝ていられなくなる
昼夜逆転するなんていうのは もってほかなわけですね
立っていたいときに からだを寝かせているのは
引きこもりの人は みんなそうじゃないですか?
たぶん骨盤の開閉周期障害みたいに なっちゃうんでしょうね
盛り上がりどころがずれていっちゃうから なんとなくやっぱり満足できない生活になるし
そうすると自分がどよんとしていく 感じになるわけですね
骨盤が 目が覚めたり寝たりする 周期からはずれて生きるのは不可能だから
そこからずれて無理矢理やってる場合は もう生きてないに等しい状態に なっちゃいますよね
すごいな、骨盤 骨盤の開閉っていうのは どこが司っているんですか?
やっぱり生理的要求でしょうね
からだの一番奥にある 脳幹部分というかあの辺の昔の脳・・・
脊椎動物の脳が司っているのかな
そうそうそう 大脳って 後天的に肥大してきているものだから 全然そっちとは違うレベルで 自律神経系のなかですよね
心臓がずっと動いていたりとか
とはいえ 寝ている時間帯の心拍数とか体温は 全部調整されて 起きている時とは違うモードになってるから それを支配しているものがあると思うんですよ
それは新しい脳なんだ さらにもっと古い脳に支配されているのが 骨盤なわけですね
で、骨盤が仕切っているわけではなくて その動きすらたぶんコントロールされていて
私たちは自律神経失調症っていう病気が 一時期すごく好きだった時があって
なんでもかんでも自律神経失調症で 解決していた
自律神経っていう無意識の神経を持っていて
私たちのからだは その自律神経に司られてるんだっていう 認識を持ったじゃないですか
80年代とか70年代とか わりと身体論の最初の頃に その言葉が出てきて
でもそれよりももうひとつ深い層になる っていうのが新しいですよね
ちょっとすごいな
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寺門さんは鍼・整体の先生だから
骨盤の開閉とか 新しい脳とか 古い脳とか
???って部分もあるけど ただ単にオモシロイ話でしょ
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