2012年03月16日(金) |
Plastic Tree“青の運命線”@横浜ブリッツ(3/15) |
有休取って行きました。同行の友達Yさんと、昼に映画「はやぶさ遥かなる帰還」を見てからのハシゴ。 映画は、感動的に盛り上げるんじゃなく割とあっさり軌跡を追ってる描き方をしてたんですが、でも最後は2人して泣いた。いや、はやぶさが帰ってきたところはもちろんなんですが、エンドロールが実在の昔のロケット開発現場や実際のはやぶさチームの写真のスライドショーでして、それがかなりキました(席立っちゃう人もいたけど…)。ライブまで4時間くらい開いてて良かったですよ…(;;)
横浜ブリッツは何年ぶり?て覚えてないくらいで、少なくともぶっちだったよねえとは言ってたんですが何のツアーだったかさっぱり覚えておりません。久々すぎて行き方も覚えてなくてまごまごしながら行きました。ものすごい強風に煽られながら。さぶかった。 私たちにしては早めの開演30分前に入ってロッカーに荷物を入れて、上手寄りの真ん中あたりににゅるっと入りました。ぴあとか見る限りソールドしてなかったみたいですが、けっこうみっちり入ってました。私の前のほうにぽつぽつ背の高い人がいて、視界はあんまり良くなかったです。
開演前BGMが絶対聞いたことあったんですが思い出せず。アンダーワールドだったっけなー。 だいたい5分押しくらいでマイブラが流れてライブスタート。いつももっと押すから「今日はちゃんとしてるな!」と苦笑いしましたすいません。
以下、ネタばれ全開でまいります。ご了承ください。 そして正直レポです。あくまで主観ですのでご了承ください。
周知の通り、佐藤さんツアーキャンセルでドラムはサポートということで、誰になるんだろう?準備期間一週間で大変だしなあ、というドキドキ感があったわけですが。 メンバー登場があんまり見えなくて、あー出てきたんだなーと思ってたらYさんに「髪が赤い!」と言われて、え、と頑張ってドラムを見たら真っ赤な爆発頭の派手なお兄さんが見えまして。うおおえらい濃い人がきたなーと思っておりました。この時は。 1曲目は私の予想通り痛い青でしたが、続けて演奏した3曲までのドラムに対する感想は「すごい安定感はあるけどめちゃめちゃ手探りぽいな」でした。ずーっとクリック聴きながら顔は下手側に固定で(つまり譜面見てて)、それにフロント3人が様子見ながら合わせてる感じで、緊張感のほうが強かったです。でもタイム感はきっちりしてるし音は揺れないし、いいんじゃないかしら、と思ってました。この時は。 そうしたらそこで太朗さんが最初のMC。いろいろ大変で迷ったけどやることにしました、来てくれてありがとう、心はひとつで目一杯楽しみます、的なことを言われて、うん大変だったろうねあなたたちもー頑張れーと思いながら聞いてました。これが最良の選択ですしね。 で。そこで「紹介します」とドラムの方を向いて。「今回手伝ってくれてる、ヒマワリさんです」と。ヒ マ ワ リ さ ん !? なにーーー!?
びっくりして背伸びしてドラム見たら、ドラム台から伸びた刺青まみれの腕と笑顔が見えて、うわ本当にヒマワリさんだ!とYさんと顔を見合わせて「ひーー!」と声にならない叫びを上げました。元セックスマシンガンズでその後はダスター3等でご活躍の! まさかの展開! まさかこの方とは、まったく予想ができなかったですけれど、でも同時に「ベテランさんで良かった!ていうか、やばい!ヒマワリさんならめっさうまいやーん!」とものすごい安心感と期待が押し寄せました。なんたってメタル畑で長年活躍してきた方ですから。 うわーうわーと慌ててるうちにライブが再開されました。
そうしたらその後、要領を得たのか、譜面は見続けたままだけどどんどん演奏がまとまってきて、それからがほんとにやばかった。ヒマワリさん、う ま す ぎ ! ほんと、過去現在に至るどのドラムの誰ともタイプが違って、そして純粋にものすごくうまくて、お蔭様ですごく良いライブを堪能させていただけました。 こうやって絶賛すると誤解する方もいるかもしれないですけれど、あのですね、これは良し悪しや好き嫌いとは別の次元での問題で、過去現在の誰かと比べたりどっちがどうってことじゃなくてね。こういう非常事態に、ベテランの方がしっかりと素晴らしいサポートをしてくれて、その結果ものすごく良い演奏を体験できたことが単純に嬉しいし、ほんと楽しかったし、有難かったんですよ。 太朗さんも言ってたけど、佐藤さんが帰ってくる場所をきっちり守るって意味の、ツアー敢行でもあるわけだし。 ともあれ、ヒマワリさんはライブの最後までずーっと譜面は見ておられたし、たぶん再現することに必死な状態なんだろうけれど、それでもブレない演奏が素晴らしかったです。ほんと、ありがとうございます!て、かなりの意識をヒマワリさんに持っていかれてしまったライブでした。
セットリストも久々の曲が多くて、それもすごく楽しかったです。ガーベラなんて何年ぶりだよ!と。讃美歌とか! 私も、いろんな意味で、イレギュラーなこの事態を楽しもう!て気持ちになって、すごく楽しませてもらいました。ほんっと楽しかった! メンバーもお客も、ヒマワリさんも、みんな目一杯楽しんでツアー成功させて、そんで佐藤さんを待てばいいと思います。次は一緒に楽しもうね、って。 だから安心してゆっくり治療してください、と思います。そりゃー悔しいでしょうけれどね。
でもとりあえず、このツアーでしかこの面子は見れないので、急遽名古屋にも行くことにしました(おい…)。久々の遠征。 だって名古屋には心友がいて彼女も行くし、しかも彼女はヒマワリさんのファンなんだもん。ライブ後にメールで知らせたら「ひいいい!You、来るんでしょ!?」と返ってきましたよ。 日程的に近すぎるのが惜しいんですけどね。ツアー後半でもうちょっとまとまってから見たかったんですが、行けそうなのが名古屋くらいなので。
以下駆け足で。 ・明くんの服はどうなんだい?どうなんだい??(柄シャツ…) 髪型はさわやかで素敵でしたけど。 ・明くんがかなりヒマワリさんの方を見て、手を挙げたり「グー!」みたいにアピールしてんのに、譜面に釘付けのヒマワリさんはまるで無視なのが笑えました。 ・太朗さんはちょっと声、安定してなかったなあ。。。頑張ってください。 ・太朗さんは精神状態がとても出てしまう人なので、前半は頑張ろうってのと不安さが入り交じった感じでちょっとどきどきしました。後半は大丈夫だったけど。 ・最近の正くんは友達曰く「妖怪人間ベム」ですが、素敵に銀髪が爆発しておりました。 ・ヒマワリさんがあまりにスティックをくるくる回すのでYさんがウケてた。回さずにおれんのかな。 ・てか、ヒマワリさんがちゃんと服着てる!て驚いてしまった(笑) 少なくともダスター3になってからはステージではいつもパンツ一丁のイメージが。。。さすがにプラに合わせたか。 ・メンバー曰く「ケンケンは見えないけどステージにきてる」そうです。「ちっちゃいからね」とも(苦笑) ・今の時代だし、スカイプとかで病室に見せてあげてたらいいのにな、と思いました。うずうずするかもしれないけど。 ・讃美歌の途中で「名古屋行こうかな…」と決心しました。素晴らしすぎて。 ・涙腺回路も良かったなあ。藍より青くも、個人的に思い入れがあるので嬉しかったなあ。 ・メランコリックとデュエットが、もう…いえ、なんでもありません。 ・リプレイが、ほんとドラムによって全然違う曲になるんだなーと再確認。ヘイトも全然違った。 ・太朗さんの「髪が赤いけどルアージュじゃありません」に受ける私たち年寄り。なんだかんだ、太朗さんも小ネタで年齢が出てしまう。 ・アンコールで太朗&明の相変わらずな夫婦漫才がありました。
そんな感じで、明日は名古屋に行ってきますです。
突っ込み所いっぱいなのは分かる。
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