佐山葉月の日記
うかうか一年。地味でぽやんとした趣味の毎日。

2010年08月15日(日) Plastic Tree “テント2”@日本武道館(8/13)

なんか色々考えてしまい、昨日書く予定が遅れてしまいましたがレポります。
昨日は昼から、武道館に行った人・行ってない人合わせて5人とクロスプレイでメールしてて落ち着かんかった。
いつも通り私見で、裏的なことは皆無です。

私はアナスイの黒いサーカス柄ワンピースで行きました。裾にぐるっと像やテントや道化師がプリントされてるの。テント2だしね。仲間内に好評で嬉しい。

ライブ前に友達YさんとBunkamuraの「ブリューゲル版画の世界」展に行ってきゃっきゃと堪能してグッズまで買ったため、気持ちは非常に満たされて「楽しかったねーさあ帰ろうかー(笑)」とか言いながら、他の友達AさんとKさんがいる半蔵門まで行きました。そこでお茶して、カフェを出たら更に友達Kちゃんから「電話通じない(泣)」とメールがきてて(カフェの電波が悪かった)慌てて電話したら「プロントでビールかっくらってます」とのことで武道館前で待ち合わせることにして急いでタクシーで移動。Aさんは別席だったので先に中に入り、私がパンフ買いたかったのでグッズ売場で合流して、更にぎりぎり時間にこまさんと合流。ここでやっと全員にチケットが渡りました。私・こまさん・Kちゃんが上手2階席、Yさん・Kさん・先にチケット渡ってたMさんが下手1階席でした。二手に分かれて、じゃーねーと会場入りしました。会場入った瞬間にKちゃんが「ビール買ってもいいですか」と売店に直行。さっきも飲んでたやん。
グッズはパンフと猫印キーカバーを買いました。猫印グッズはやっぱり欲しいし。パンフはホラーテイストってかバウハウスみたいだなーと思いました。のっぽのぼんやりした幽霊みたいな太朗くんがプリントされてて、Tシャツもそのデザインで普通に素敵だった。さすがに着れんので買ってませんが。

その前に、Yさんにまた一足早い誕生日プレゼントを貰ったんでした。8月生まれなんで去年も武道館でもらったなー茶運び人形を(笑)
しかし今年は「レースとかで作ったお人形がガラスに覆われてる小さな壁掛け」を頂いて、うわーなんだこれー可愛いー!とカフェで大喜び(笑)。ガラスが薄くて割れそうなのでそーっと包み直して大事に持って帰りました。机の一角にバンビコーナーがあるので(バンビ好きなんです)そこに飾りました。ブリューゲル展で買ったガチャガチャの変な生き物とともに(笑)。妖精の国に通じそうな一角が出来上がっております。

うちらの席は上手の2階F列で、後ろも横も通路でした。スクリーンもあるし見やすかったです。ステージ上からでかい布がテントっぽく張られててその上には旗。サーカス小屋セットでした。
スタートはだいたい20分押しくらいかな。時計の顔した人やらが並ぶホテルの通路みたいなとこをずーっと進んでいく、という可愛いアニメーションが流れました。BGMはマイブラ?て思ったような曲調でしたが、多分記念の限定配信曲かと。まだダウンロードしてないから分かんないけど。

衣装については。明くんがほんとなんてか、、、すごくて(笑)。正直、他が霞みました。だって太朗くんの服あんまり思い出せないもん。最初にでかい水玉柄のケープ羽織ってて黒いぞろぞろした服だったかなーて程度の記憶です。
正くんは市松模様っぽいスーツで可愛くてお似合いだったんですよ。ほんとこの人お洒落さんで外さないなーて感じで。佐藤さんは黄色っぽいでかい派手な柄Tシャツで、他がサーカス意識衣装だと思うのに比べて意図が不明でした。ピエロ…でもないよなあ。
しかし明くんが。昔の軍服風の(胸に横に布を貼るタイプの、なんていうのあれ?)きっちり衣装にマントに肩にはフサフサ付。髪は止め上げてて、え、何狙ってんの?ええ!?とびっくりしました。ニロさんになんて伝えようかと真っ先に考えた(笑)。明ファンKちゃんが隣で「明さんどうしたの!」と叫んでおりましたよ。K「クリス・マーティンみたい」私「てか、カサビアンだ。エンパイアの時の」といろいろ言いつつみてたのですが、途中で「てかオーケン?筋少のオーケン」と思ってしまい、自分で自分に呪いかけてしまって笑いが止まりませんでした。すいません。でもマントにパーマを結い上げてたらオーケンになるって…!
スクリーンにはメンバーが大写しになるので、途中まで明くんに慣れずおおいに楽しませていただきました。すいません。

↓セットリスト
水葬、1999、梟、ロケット、トレモロ、バルーン、サナトリウム、ムーンライト、懺悔は浴室で、月世界、ダンスマカブラ、ナショナルキッド、Ghost、メランコリック、サーカス、暗転。
幕間に映像と茶番劇(笑)
アンコール1 ピカソごっこ、puppet talk
アンコール2 バンビ、記憶行き

総評。
竜太朗くんのボーカルが、ぶっちゃけますが近年稀に見るくらい安定して良くて! すごくきれいに伸びてピッチも安定してて、それだけで8割は成功したようなもんだと思いました。マジで。やっぱりボーカルって核ですから。去年あんまり良くなかっただけに、うわー今日すごいいいわーと喜んでおりました。
演奏もかなりまとまってたと思います。この前のFCライブよりも良かったかな。曲によるけど。武道館はそこまで音響良くないし(でも昔に比べたら全然クリアだと思いました)前半はPAもちょっと弱くて微妙だったけど。
カメラがステージ横から入ってまして、竜太朗くんの左横顔がよくアップで映されて、個人的にその角度が大好きなので(てか、彼の左横顔がいいってのは周知の事実ですよねきっと。PVや写真でも多いし)うはうは堪能してました。
でもKちゃんが「竜太朗痩せてません?」と何度も言ってきたのですが、FCライブん時も思ったけどすごい痩せてましたよね。腕の筋がすごく目立って見えたし、顎がなんだか尖ってました。それはそれで素敵でしたし、アンコールで片足モニターにかけてがつ!とアップになった時とか「かっこいい!」とときめいたけど、ちょっと心配です。いろいろあったし。
ちなみにKちゃんは明ファン歴13年ですが、この日の明くんはNGだったようで「明さん…かっこいいけど老けた…今私、頭の中で走馬灯のように歴代の『かっこいい明リスト』を流してます」と言ってて吹きました。いや、輝いてたと思うよ!(笑)
正くんは見た目と同じくプレイも外さないのですが、花道の先にひとり行っちゃって、竜太朗くんがステージに声かけようとして「あれ?遠い!」みたいになってんのが笑えました。けっこうテンション高かったかな。
佐藤さんはあんまり見てないんですけど(すいません)やっぱりムーンライトがすごく良くて、こういうリズムが合うなーと思いました。ダンスマカブラも良かった。あ、ロケットの1番のシンバル止めをちゃんとやってくれてんのに喜んだ(笑)。ぶちおはやってくんなかったし。

しかしピカソで長いメンバーソロがあったのですが、ごめん、プラであれは不要だと思いました。色んな意味で。だったらあと1曲増やして欲しいなーと。

今回MC少なめで、そして私はあんまり覚えてもいないのですが(印象薄かったのかしら)でかい会場だし少なくて良かったと思います。2度目のアンコールでメンバーから一言、てのがあって、それだけで充分でした。
しかしなんかこの時、正くんがすごく感極まってました。ちょっとうるうるしてたかも。そしてその後に続く竜太朗くんが「初めてやる曲です。聴かせたい相手がいます。天国まで、届け!」と言ってバンビが始まりまして、ちょっとそれずるい、それ言っちゃうんだ!とびっくりした。またこの曲が、初めてやるとは思えないくらい良い出来でして。すごく良い流れでした。音源はちょっと音数多すぎてまとまりないイメージだったんですが、ライブの方が断然良かったです。
そこから記憶行きに続いて、穏やかに感動的に終わりました。感動的だけど、割とすっきり終わった感じでした。3回目ともなるとね。

でもボーカルとか歌詞を書く人って、すごく精神的にタフじゃないと駄目だし、普段もすごく心を武装してないとできないんだろうなって思いました。大衆に自分を切り売りして晒して、傷もずっと見せ続けて、それはものすごい精神力が必要だと思うのです。得てるものも大きいんだろうけれど。
そしてやっぱり、バンドの顔はボーカルだなあという当たり前のことを感じました。太朗くんがああやって唄うからこそ、プラなんだよなあと。

その後スクリーンに秋ツアーの予告が出ましてうわーいとなりました。メリエスの月がどーんと出たから吹きましたが、タイトルまんま「月世界旅行」て。いやいいけどね好きだし! てか、またベタなとこきましたね。(知らない方へ:メリエス監督「月世界旅行」は世界初のSF映画です。著作権切れてるからネット上でも見れます)
川崎の日程に「椿屋と被ってない!?」と一瞬慌てる私とこまさん(大丈夫だった)。また長崎があるから、長崎の友達R(太朗ファン歴15年)と行けないかなあ…とちょっと妄想してます。でもあのひと接客業だからなー。
あと大阪がIMPなのに驚きました。ハコとしては微妙なんだけど、初めてプラ見たのがそこなんですよ。将棋倒しでライブ中断して隆&正が説教した伝説の場所。

それから別々に見てたメンバーと落ち合い、明日早いからとYさんは帰っちゃったけど他5人で「Plastic Tree帰りの方歓迎」と書かれた某飲み屋に行きました(笑)。武道館ライブのたびにバンド名が変わるらしいよそこ。でもネタで入ったら「ライブ帰りの人はドリンク1杯無料」でラッキーでした。
パンフを回し読みしたりいろいろ話したり、楽しかったです。MさんなんかNHKホール以来のライブで2年ぶり?ていうお久しぶり状態だったし。Mさんはかなりの音感の持ち主なのですが、ロケットについて「ポリープ前の曲で太朗くんの声が変わってんのに昔のキーで演奏するからきつそうだった」と言われてそうなのかーと思いました。私は気にならなかったけど。

そして個人的に、ちょっと色々吹っ切れました。やっと今のプラの楽しみ方が自分の中で見つかった感じがします。
割り切るところは割り切って、好きなものだけ見るようにしたらいいかと思えました。言い方悪いけど、しがみついていた何かを捨てることができました。
私はプラが好きだし、太朗ファンだし。プラが存在してライブやってくれるし音源も出してくれるし、太朗くんが素敵だと思ったし、ちゃんとライブも楽しかったから、それでいいやーって。すごく根本的な気持ちに、やっと落ち着くことができた気がします。

ライブ後にみんなと話して、昨日もいっぱいメールして、そこで気持ちが落ち着きました。皆さん、ありがとう。

以下覚え書き
・水葬始まりに、隣のKちゃんとイントロドン!みたいに騒ぐ。が、周囲が大人しくて慌てる(笑)。この曲のボーカルがきれいなのが嬉しかった…!
・Kちゃんがトイレに行きたいと言い出し(ビール飲み過ぎ)でも次にロケットのイントロが流れて「行けない!この曲じゃ行けない!」と留まるも次がトレモロ。「行けない!」と隣で苦しんでた(笑)
・ロケットの前に突然「カウントダウンします」と言って「3、2、1、発射」と始まった。
・全体的に映像もきれいでした。ムーンライトのアニメがすごい可愛かった。
・なんかの曲で、太朗くんが正くんにストーカーのようにまとわりつき、正くんが逃げてたのが笑えました。
・確かその後、正くんが明くんを誘って上手の花道に来たのですが、スキップでご機嫌に来るのが面白くてたまらなかったんですが。
・太朗くんがお立ち台にぺたーっと足を投げ出して座ったのはサーカスだったかなあ。絵になる人だなあと思った。
・サーカスのブレイク後、えらいリズムが早くてびっくりした。こんな早い曲だっけ?みたいな。
・しかしこの日のサーカスは仲間内で、良い悪いの評価が分かれました。私は悪くなかったと思うが。
・アンコール前の映像は、コンセプトとかは面白かったけどちょっとテンポ悪かったです。オチもないし(笑)
・元ネタ分かんないんですが、昔のホラー映画(多分)のキャストにメンバーの顔を合成しててそれは笑えた。とりあえず太朗くんがノリノリでやってんな!てのは分かった。第二話はフランケンシュタインをまんま使ってましたが、博士=正、怪物=竜、怪物の花嫁=ケ、てのが何を狙ってるんだかっていう…あれ、明くんのキャストってなんだったっけ?(笑) しかし怪物(太朗)の「みんな おれ きらい」て台詞はあんまりです。
・第三話として武道館が映り、猫印が登場して(ここだったと思う)ちょっと煽って、ジェイソンマスクを被ったメンバー+9人のツナギ部隊(多分スタッフ)がぞろぞろ登場。横一列に並んで、ジェイソンの一人が片言で「俺タチ13人ガ、ライブヲヤルゼ!」みたいに煽り、、、なんつーか微妙な空気になりました(笑)
・しかし「マスク」「片言」「大所帯」て、スリップノットを思い出してしまってひとりウケてました。それ意識したわけじゃないとは思うけど…そうなのかな…
・そしてその中からメンバーが仮面外して登場して、他の人たちは花道とかに散る。太朗くんの「とんだ茶番劇でしたが」て言葉に吹いた。いやその通りだと思ったから(笑)
・アンコールではメンバーはグッズのTシャツだったのですが、「みんなの胸に太朗くんがいるんだよな」と思ったら笑えました。
・ピカソの最後、思いっきり歌詞間違えました(笑)。次がコーラス入ってるから軌道修正して、意味不明な歌詞になってた。口笛〜を〜とぅるるって吹いて〜飾んない〜けど〜
・記憶行きできらきら銀テープが降り注ぐステージがきれいでした。とても。
・その後挨拶する正くんの腕にテープがくっついてて、スクリーンに映るもんだから「リーダー、ついてるよ!」と突っ込んでしまった。


こんな感じでしたー。あくまで私見ですが、伝わりましたらこれ幸い。
行かれた方、お疲れさまでした。


そんなこんなで、これからもよろしく。


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佐山葉月 [MAIL]