佐山葉月の日記
うかうか一年。地味でぽやんとした趣味の毎日。

2010年07月31日(土) 凡庸なる逆回転、夏休み特殊企画〜独演会〜@下北沢ガーデン(7/26)

毎度、数日遅れのレポを書きますです。しごといそがしくてね。
でも今のBGMは椿屋四重奏のベスト。結局買っちゃった。ちょっとハマりっぷりが我ながらやばいなーと思いつつガンガン聴いてます。
前回の日記で書いた浸水したプラ葉書群ですが、べこべこしてますがどうにか乾かして保管してあります。でもツレに「俺は見た。猫が乾かしてるのを踏みしめて横切っていくのを」と言われました。だから助けろって!


で、凡庸番外編。

会場の下北沢ガーデンは初めて行きましたが、ハンジローの地下でべっくらしました。いつの間にこんなとこにライブハウスが。新しいだけあってきれいでした。
入ったらちょうどオナンちゃんが登場したあたりだったんですが、妙に横長なハコでして奥行きがあまりなく、当然ながら客席いっぱいでどうすべえ…と見回し、両脇にボックス席みたいなんがあったのでそこの上手側に上がりました。ちょうどステージを上手側真横から見る感じで、全身見えたのでこりゃいいやーと。よく見えましたしけっこう近かったです。オナンちゃんの途中で友達Yさんが来たので並んで見ました。「よー見える」と喜んでくれた。

オナン・スペルマーメイド
・なんだかんだ、凡庸は遅刻せざるを得ないので見るの久々でした。半分以上喋ってたが(笑)
・ベロアのきらきらしたドレスにでっかいヅラ。
・「18歳のメル友男子に好きな食べ物聞いたら『オムライス超やべえ』て返って来た」話に爆笑した。
・半分くらいは聞いたことある曲でした。おかまのひとって表現力というか、ショーをする時の潔さが違うなあって思います。いちど「ろくでなし」を歌ってくんないかしら。
・「歌舞伎町のピンクのでっかいブタのいる店でドラッグクイーンのショーをやります」と宣伝してましたが、その店行ったことあります。でかいステージのある海外っぽい店だった。やかましかった(笑)

aie
・まったくの初見でした。スタッズのギターだよね?ていう程度の認識です。
・弾き語りだけどストラトのエレキギターでした。
・登場してから特に喋らず、ずーっととんでもなく暗い曲ばかり数曲歌い続けてて、大祐氏のことがあったばかりなのでYさんと「やっぱり弔ってんのかな」と言ったりしておりました。
・でも初見なので、そういう意図があったのか、単に彼の持ち歌がこうなのか、そしてそもそも持ち歌なのかも不明です。
・とんでもなく暗い世界でしたが「でも嫌いじゃない」「うん。素敵」とYさんと同意。良い声だし、かなりうっとり聴けました。
・黒尽くめで、足がとっても細かったです。華奢だなーと見下ろしてました。
・「信じられない位かっこいいステッカーと信じられない位かっこいい写真が売ってます」と言ってた。

クロダヒロトシ(ネジ)
天城越え、ワインレッドの心、スターライト(光ゲンジ)、初恋(福山雅治)、銀河鉄道999(ゴダイゴじゃないやつ)
・aieさんも大きくはなかったけど、マイク前に座ったヒロさんのまーちっちゃいことったら。
・Yさんが「女の子みたい」と言いましたが、でも女の子にしては筋肉質です。足がししゃものようでした。
・終始ガチガチに緊張しており、頭をハゲんで?て位に何度もわしゃわしゃかきむしっておりました。
・ヒロさんにとって初めての一人弾き語りだったらしく、Yさん(シュラフ時代から10年以上ヒロさんを見てる)も「レアなものが見れてる〜」と感激してました。
・こんなにヒロさんの歌を聴くのも初めてだ、と。シュラフでも一部歌ってましたがボーカルではないもんな。
・いきなりの天城越えに大ウケしました。めっさうまいし! 中学生の頃よく友達と歌ったなあこれ(笑)
・「最初出るって言った時は一人だと思ってなくて、太朗に電話してなんの曲やんの?て聴いたら『てか、ヒロ、一人で出るんだよ』と言われて、ええええ!?って」悪いけど大笑いしました。
・わざわざこの日のためにアコギを買ったそうです(笑)楽器屋で「チューナーついてて一番安くてそこそこ良い音がするやつ!」て言って。
・Yさんが「ヒロさんてなんであんなに元気なんだろう」て呟いた。「いつもノミみたいに飛び回って」と。ノミ…(否定はしない)
・「いっそ全部アニソンばっかりとかジャニーズばっかりにしようかと思ったんですが」と言ってましたが、最近のジャニーズやられても分からんなあ。てかヒロさんも知らんのじゃ。
・と思ったら「光ゲンジを一曲」と言われ、何やんのかと思ったらスターライト。デビュー曲かい!と大ウケする私たち。ジャニーズ通ってない私も、さすがに世代的にこれは知ってる。
・聴いたことのないくらい力強いスターライトでした。「飛鳥涼もこうやって作ったんだろうねえ」と言い合ってた私たち。「ああ〜どうして〜」の部分で耐え切れず吹き出してしまったよ。
・恐ろしいことに、続く福山の曲だけ全く知らなかった私。最近流行ったんだろうに一回も聴いたことなかったよ…(このレポ書いてても「あと一曲なんだっけ?」とどうしても思い出せんくて調べた)
・999はこれまたYさんのフェイバリットアニメなので、隣で感動に打ち震えておられました。ちなみに私はこの曲を小学校の時に合唱した経験あり。けっこう難しいの。
・当然ながらぶっちぎりでギターうまかった。

ネジムラ(ネジ)↓最初と最後以外は順番ぐちゃぐちゃです。
僕たちの失敗、空も飛べるはず(スピッツ)、時代(中島みゆき)、なごり雪、夢の途中(来生たかお)、I LOVE YOU(尾崎豊)、悪女、思い出がいっぱい(H2O)、楓(スピッツ)
・幕が開くと、今までがらーんとしてたステージに何故かアロマキャンドルやら花やらがいっぱい設置。黒魔術でもやるんかいっていう雰囲気に(笑)
・登場した太朗さんは黒ずくめ、金田一帽子に何やら形容し難いぞろぞろした服。ますます、黒魔術でも行われるんですかい?て雰囲気に…
・「完全にカッコから入りました。僕の中でのフォークの人のイメージってこんな感じで」と。
・ヒロさんに比べてシルエットがでっかい(笑)。左横顔からつま先まで見えました。眼福とはこのこと。
・セットに加え、なごり雪前ではスモーク&スクリーンまで登場(ますます黒魔術…)「気を使っていただいて」と恐縮する太朗さん。
・歌詞見ながら弾き語り、てことで、とても丁寧に一生懸命唄ってくれ、伸びやかできれーいな声で良かったです。本体バンドでもそれくらいねえ…(あっ)
・出演者の中でもやっぱり一番歌がうまかったです。これも当然なんですが。
・コードを確かめながら弾く太朗さん(笑)。時代の時とか顕著でした。
・選曲は「ネジでやってたり、候補に上がったりした曲」だそうで。夢の途中(薬師丸ではないと言い張る)とか、やっててもおかしくないもんなあ。
・尾崎のアイラブユーは、ある意味いたたまれなかった。いや良かったんだけど、あんなにベタな曲を弾き語りでしっとり生々しくあの声で唄われてしまうと、うっとりを通り越していっぱいいっぱいな気持ちになってしまった。
・間違えたりチューニングを人任せ(笑)にしたりする間、落ち着かせるためか煙草を吸う太朗さん。禁煙だぜ?
・「さっきヒロが半泣きで戻ってきたんですが、気持ちが分かりました」と。
・悪女はネジバージョンも大好きですが、弾き語りだと「行かないで」もきっちりしっとり歌ってくれるので、これはこれで捨て難い…と思いました。
・そして最後の楓! わたしこの曲は個人的に、ずーっと「太朗さんの声に絶対合う」とネジでやってくれーやってくれーと願っていた曲でして、唄い出しの部分で隣のYさんの肩をがっしり掴みました(笑)。案の定、とても似合ってて素敵でした。ありがとうありがとう。Yさんもハマってる!と絶賛してくれた。

最後、太朗くんが「このギターをいっぱい弾きたい事情があったんで企画しました」と言ってたのですが。
私はその時知らなかったけれど、Yさんに教えていただいたところ、最近亡くなったお父上の形見だったそうで。それについての日記が昼に上がっていたらしく、後から私も読みました。すごく良い言葉で、彼なりに昇華して進んで行くための行為でもあるんだろうなあと思いました。

ネジムラさん終了後、客電がついて終わった雰囲気になったところでマジシャンみたいな素敵な衣装に着替えたオナンちゃんが登場し「出演者に出て来てもらいましょう!」と全員が再登場。といっても4人だけ。aieさんはすっかり私服に着替えて普通の兄ちゃんでした。
「あんたたち、あたしの気持ちが分かったでしょ?いつも一人でやってんだから!」と振るオナンちゃん。(…しかし、この時は彼女のメイクがいつもより控えめで、それを横から見てて気付いてしまったんですが、彼女、jealkbのボーカルに似てない?)
そして「じゃあステージ上のお花を皆で配るから、貰った人からとっとと出てってください」とのことで、わらわらと4人で薔薇やら何やらを掴んでステージからあちこちに配り始めまして。当然しっちゃかめっちゃかに皆が前方に雪崩れる中、私たちは後方から動かずそれを眺めておりました。ちょうど目の前に太朗くんが来て薔薇を配っておりまして「何か私たちものすごいものを見てるんじゃ」と思いましたよ。
太朗さんから薔薇をもらう、なんて贅沢は望まないから「ヒロさんの持ってるペンペン草でもいいやー」と言ったらYさんに「あれはかすみ草だよ!」と言われてしまいました。それも貰えなかったけど。

そんなこんなで和やかにライブ終了。開演はいつもの凡庸よりは早かったものの、だらだらやって結局9時半過ぎてたのでさくっとお茶して帰りました。Yさんにお誕生日プレゼントもあげたかったし。

以上、主観レポでした。お粗末。


拍手下さった方ありがとうございました〜。

やっぱりたろさんが好きなんですよ。


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佐山葉月 [MAIL]