2010年06月27日(日) |
NODA MAP見て来た |
テレビは、てかアンテナはまだ壊れっぱなしです。えへ。
それはさておき。土曜日は池袋の芸術劇場でNODA MAP「ザ・キャラクター」を見て来ました。 お芝居はちらほら声をかけていただいたりして見てますが、主にナイロン100℃なので狭いハコばかりだったので、会場入って「広!綺麗!」てなりました。せいぜいリキッドくらいだったのがいきなり国際フォーラム来たよ、みたいな。 ちなみにチケット代も段違いの9500円。うっひょー。
NODA MAPは初体験だったのですけれど、ここ見てて行く方もいないでしょうが公演期間中なので一応ネタバレになりそうなことは避けますが、予想外に重い社会派の内容でした。誘ってくれたHさん(芝居好きでバンド好き)に聞いてみたら「いやいつもこんな社会派じゃないよ!」と言ってはりましたが。 途中で「え、こんな直球にあの事件を扱っちゃってるの?」とびっくりしたような内容でして、かなりリスキーだとも思うのですが、でも野田さんくらいの地位があるからあえてできるのかな、そしてやる意義があるのかな、と思いました。演出も構成も、さすがにものすごく完成度高かったですし。 でも野田さんの特徴らしいですが、台詞が詰まってて言葉遊びが多くて、漢字を書きながらその意味合いとかを使いまくってまして、題材の事件にしろそのやり方にせよ「今回は日本でしか通用しないって事前に言ってた意味が分かりました」とHさんに言われました。素晴らしい構成でした。やっぱり大御所ってすごい。 そして、その言葉の使い方とかモノローグとか、そういうのでプラを思い出してしまうね、と二人で苦笑いもしてました。Hさんが「やっぱり私は竜太朗の言葉の選び方が好きなんだなあ」と呟いていた。
一言でいうと「重くて怖くて痛くて、でもやっぱり大事な話」でした。 大きな事件を扱ってるから、もしかしたら当事者の人が知らないまま見てしまうのかもしれなくて、でもそれも覚悟したうえでの上演なのだと思いました。受け取り方は分かれそうだ、と思った。
↓ネタバレになるかならないかの内容断片覚え書き 空き地の冷蔵庫の子供。幻。夢。儚い。夜中のサイレン。袖を掴む子供。次の女。ギリシャ神話の神々。何も見えず何も聴こえず誰にも見えず聞いてもらえない番人。まどろみ。…8時9分。 そして、スクール水着。
以下覚え書き ・主演は宮沢りえ嬢。細くてそりゃーもー綺麗でした。でも黒ロングのヘアピースで這い出てきて、登場シーンはお化けチックだった。 ・あの役は古田新太さんしか出来ないなーと思った、色んな意味で。この方やっぱりすごいですね。 ・野田秀樹がすげえ。てことで意見一致。いや、役者として(笑) ・それ以上に橋爪功さんがすごかった。長年第一線でいる役者さんってこういうことか…って思った。 ・なんかすごいしか言えないなあ(苦笑) ・集団で一定の動き、てのはどこの演劇でもやる手法なんですかね。どうしても寺山を思い出してしまうのですが。こわかった… ・衣装がなんていうか…とても良いんだけど(ひびのこずえだし)ああやっぱり題材もとモチーフなわけね…て途中からどきどきした(分かりにくい書き方ですまん)
そんな感じでした。面白かったですよ。
拍手下さった方、ありがとうございました! 以下お返事です。
>浅瀬さん 感想ありがとうございます! 気付けば10回以上になってる割にはもどかしいシリーズですが、楽しんで頂けたのでしたら嬉しいです。 こんな感じの地味なお話ばかり書いてますが、まだまだ続けますので、良ければまた覗いてみてくださいね。
あちこち行ってますねえ。
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