佐山葉月の日記
うかうか一年。地味でぽやんとした趣味の毎日。

2009年09月11日(金) 傘をさすから雨が降るのよ。だってあんたは太陽でしょ?

by谷山浩子「コイビトの耳はネコのみみ!」
20年前のコバルト文庫なんですが、読んだことある方が果たしてどれだけ。。。


ええと、お、お久しぶり…です…と、10日ぶり?
これだけ長いこと日記すら空けてしまったのは、ここやってきた7年(そんなにやってんのかい)で初めてかもしれません…

プラ武道館からこっち、公私のあれやこれやですっかり忙殺されておりました。その前からひいてた風邪がえらく長引いて、一週間以上マスクでげほげほやってたりもしました。土日もイロイロとあり外出続きでしたし。
あと、武道館を見て若干思うこともあり、良い意味でも悪い意味でも一旦リセットしとこうと、暫し全ての情報をシャットアウトしてみました。公式も非公式も、全ての情報を一週間以上見なかった。そんで仕事と身辺整理(掃除ともいう)に集中してみた。
お陰さまで今はとってもフラットです。今日久々にオフィシャル見て、なんかイベントがいろいろ発表されてたけど「すげーなあ」で終わったくらいにフラットです。まーそれもどうか。ですが。(だって平日ばっかだし内容的に微妙だったりするし。。。) でも携帯サイトのコンセントPV風景には大ウケしました。オナンちゃーん!

武道館レポ、書きたかったんですが、さすがに二週間も経ってから書いてもなあ、と思って諦めます。良いと思ったことも、残念だったことも、自分が思ったことを残しておきたかったのですけどね。

なのでちょっと、思ったことをまとめますけれど。

演奏の粗はすごくあったし、やり慣れてないバリアとかガタガタだったと思うし、太朗くんの声も後半ほんとヤバくてハラハラしっぱなしだったんですけれど、それでも楽しくて良いライブだったわけで。もうプラは、いつでもどこでもどんな状態でも、「駄目なライブ」は見ることはないのかなって、そういう領域に達しているのかなって思いました。
ライブの善し悪しは演奏の善し悪しと必ずしもイコールではなくて、そういう意味で、いつでも「楽しかった」と言えるライブを見せてくれるのかな、という安心感が生まれましたよ。

やっぱり、空中ブランコはものすごく「うわっ」と思いました。イントロのタム回しはむしろそこまで違和感がないのだけど、中盤から後半にかけての雰囲気が明らかに違ってて、ああこうなっちゃうんだって思ったそれは、5月と武道館で2度聴いても変わらなかった。
こんなの違う、とか否定的には思わないです。ケンケンなりの解釈で、それは決して悪くなかった。だけど、なんていうのかなあ…あの、ぶっちの叩いてた空中ブランコはぶっちだけのもので、それは(少なくとも私にとっては)とても大切なもので、でもそれはもう再現できないんだろうな、という確信のような寂しさのような、そんな気持ちになったのです。
たかちゃんからぶっちに変わった時、ぶっちはsinkが全然叩けなくて、再現どころかうまく解釈もできてない感じで、私の周囲では大ブーイングでした。いろんな曲をどんどん彼がこなしていく中、sinkはいつまでたっても鬼門の曲でした。「25、6の若造には会得できない曲なんかな」とか言いつつ、頑張れー頑張れーと何年も見守ってきました。
やっと「ぶっちがsinkを会得したんじゃ?」と思えたのは、3、4年程も経ってからで、それからは普通にうっとり(笑)聴けるようになったのだけれど、でもそれはやっぱりたかちゃんのsinkとは違っちゃってて。当たり前なんだけど。
当たり前なんだけど、ぶっちのsinkもすごく良いものになったけど、でもたかちゃんのsinkはもう聴けないんだなっていう、改めてその事実を当時感じたのです。

今回の、空中ブランコはそれと同じ。
あの大切な「たかちゃんのsink」がなくなっちゃったように、「ぶっちの空中ブランコ」はなくなっちゃったんだなあ。そう思ったら、やっぱり寂しかった。
思い出は痛いくらいきれいだから、鍵をかけていつまでも閉じ込めなきゃ。そんな風に思った。

だけど、そういうことも思いながらも、ライブは楽しめるし、良かったと思うから、それでいいと思ってます。色んな気持ちが内包されるのは当たり前で、でも楽しいと思えるならそれでいい。
武道館で屈託なく走るケンケンを見て可愛らしいなあと思って、ああこの人はどこででも愛されるキャラなんだな、ファンが難なく受け入れられるだろうし受け入れてるから大丈夫だな、という安心感もありましたし。
あの、大切だった「たかちゃんのプラ」は消えてしまったけれど、私は「ぶっちのプラ」を全然違うものとして、でも同じくらい大切だと思えて、それはとても幸せなことだと思いました。だから、これからの「ケンケンのプラ」がまた、更に全然違うものとして、大切なものになっていけたらいいな、と思います。
形を変えても、それでも新しく続いていってる、ということ自体がとても幸せなことですよ、きっと。
どのプラも、私はずっと大切に思います。たかちゃんがいて、ぶっちがいて、だからこその今だから。

以上、真面目に語ってみました。でも本心です。


今のところプラに関してはこういう気持ちで、様子見しつつでも普通にライブ行くんだろうな、という感じです。
んで裏海月としては…て感じですが、うーん、やっぱり私、裏海月率が低いらしくて、ていうか切り換えが遅いのかな? なんていうかあの、「現実の流れに即対応」てことができないんですよ。そもそもが「ライブでの○○を見て妄想」とか「雑誌のネタで妄想」とか、そういうことすらできない人なんで(自覚はなかったけれどこれもマイノリティなんですよねきっと…)現実に新しい人が入ったからってその人をすぐには書けない、というか、何回もライブやらで見て自分の中に定着して動き始めて、やっと「書きたいなー」となるので、今は全くもってスタンスを変えられないのです。
何度も言いますが、ぶっち書くのに5年かかった人ですから。だから当分は、オンリーワンになったかもしれない「旧年少サイト」として細々と続けます。

いいじゃない、きっとケンケンは皆に愛されていくだろうから、ここで一人くらいぶっち書いてたって。ねえ(苦笑)


放置してる間も拍手下さった皆さん、ありがとうございました。
そしてニロさん〜! こちらこそ泣く子抱えてらっしゃるのにわざわざありがとうございました! 落ち着かれたらぜひ!


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