佐山葉月の日記
うかうか一年。地味でぽやんとした趣味の毎日。

2009年06月10日(水) CASCADE“えええぢゃないか”@渋谷O-East(6/9)

えー、プラさんのフリーライブなんてもんが行われたらしい今日ですが、空気読まずに梟も聴かずに昨日のカスケードライブを語ります。いいんです、もう。今日早く帰れたし。ライブのお陰で、心なしか元気だったよ私。
昨日はでも、朝から健康診断に行きまして、婦人科のもやったんでけっこう待ち時間も長く、2時間以上かかってしかも何も食べてないものだからすごい疲れて、とりあえずプラのシングルだけ買って一旦帰宅したんですが、駅までの距離が15分とかあるので二往復はきつく、無駄に体力使ってもうたーとがっくりしてました。婦人科検診ってけっこう衝撃的で痛かったりするし。

さて。昨日も書きましたが、カスケードでは他のライブでは見せないくらい大暴れをする私です(洋楽ではたまにするが)。服装からしてやる気でした。コンバースのスニーカーにジーンズに半袖パーカーでしたから。プラだったら見えないと困るのでヒールは必須なのですが、カスは暴れやすさ重視。暴れる気、ていうか暴れないわけがないと自覚してた(笑)
ぎりぎりで会場に着いたのでぎゅーぎゅーでして、入口付近からあまり中に入れなかったので下手後方におりました。マッコーいないしベースはサポートなのは分かってたんですが、実は私ギターのマサシくんが苦手でしてねえ。初期はすごい嫌いで、後期は別にそこまで毛嫌いするほどではなかったんですが、解散するまで苦手意識があった。友達は大ファンで「神」と言ってますが。
他の3人は大好きです。そういやここのドラム、ヒロシくんだ(苦笑)。しかも隆くんのお友達…タマちゃんと竜太朗くんもお友達…。てかここ、解散後ギターとベース、ドラムとボーカル、に別れてそれぞれユニット組んだんですよねー。

定時からちょっと過ぎ、怪しげな民族っぽいSEが流れ「うわーカスケード始まるんだ」と嫌でも思い、メンバーが登場して一曲目のイントロから、うわーーんKILL ME STOPーー!とジャンプ。私が初めて聴いたカスケードの曲ですよこれ! しかも当時草野マサムネくんがやってた大阪のFM番組で!
メンバーの服装も動きも当時の流れのまんまでして。タマちゃんは木村カエラばりのカラフルなレインポンチョ(笑)にプッチ柄のパンツで「柄on柄(しかも原色)」で、求めてるもんが分かってるね!と爆笑しました。ロン毛になってるヒロシくんが黒タンクトップでやたら筋肉ムキムキの腕になってたのには驚きましたが。そして開演前、後ろの人が「あたしマサシ嫌いなんだよねー」「なんで?ヒョウ柄のスパッツだから?」という会話をしてて一人ウケてたんですが、出て来たマサシくんが牛柄パンツだったので本気で吹きました(笑)
サポートベースは音源にも参加してたZwieの女の子でした。もしライブもあの子だったら見た目にすごい良い!面白い!と思ってたんですが、細い小さい綺麗な(重要)女の子がモヒカン風に髪を立てて指でベースを弾きまくるのが、すごく他の3人としっくりきてて「良い子選んだ!」とほこほこしてました。音も良かったです。実はけっこうZwieの音も好きなんで(良いプロデューサーついてたんですわ)。ベースアンプに思いっきりZwieて書いてあったな。

順不同のセットリスト覚え書き
KILL ME STOP、Distortion Pinky、AHAHA、VIVA NICE TASTE、アナログ少年、初めてキスをした、スーパーカー、いるかな、チェルシー、デトロイド、ストロベリームーン、sexy,sexy、マスクマン、メモリーズ、SOSロマンチック、I wanna kiss tonight、FLOWERS OF ROMANCE、恋愛前線完全勝利、マダラダマ、YELLOW YELLOW FIRE、ハレルヤ!アイノメガミ、しゃかりきマセラー、新曲2曲
arigatai digi maniax、新世紀バンビーナ、ダンスカプリチョ、死んだビーチ、小さな星がほら一つ、なりきりボニー&クライド

…え、今書き出してみて何曲やってんねんって思ったけど、30曲!!!?
いやカスは曲が短いんですが、それでもすごいやってないか? だからカスケードなのに2時間半もあったのか…そりゃーお腹いっぱいな気分になるはずだ。
そしてこうやってタイトル並べると、ほんとバカっぽい(笑)。大好き!

タマちゃんは変わらずくねくねフラフラしてて、カニ歩きも健在で(笑)妙なバカなMCも健在でした。真面目なことを言うと笑いが起きてしまう、というもの健在でした。マサシくんの動きも煽り方も懐かしかった。常に仏頂面ででも笑うとおじいちゃんみたいな、ヒロシくんの笑顔に癒された。
演奏はね、正直全盛期ほどのグルーブというかまとまりには及ばなかったです。でも仕方ないしそれでもいい。カスケードに演奏力なんて求めてないし(笑)、あの空気は確かに私の知ってるカスケードだったから。タマちゃんのボーカルが嬉しかった。あーマサシくんのギターの音だ!ヒロシくんのスネアの音だ!と、それだけで胸一杯になるっちゅうに。
しかし当時マサシくんが苦手なあまり全然見てなかったため、モンドリアン柄のギターの見覚えがあるよーなないよーな、と悩む羽目になったです(笑)

実はここ何年も音源聴いたりもしてなかったんですけれど、しっかり身体が覚えててイントロですぐ反応して、きっちり掛け合いもできました。歌詞も覚えててずーっと唄えた。下手したらプラより唄えた(笑)
タイトルもバカっぽければ歌詞というか叫ぶ箇所もバカっぽいので、この日叫んだ言葉って「はい!はい!はい!」「ハーイ、サービス!ライター!ボトル!チャージ!」「天使!」「 Body's hot,he's comin' hot!」「ちょっとちょっとちょっと」「あほかー!」「へーい!」「TEL苦情!」「パーパーパパパー」「クチビルに!」「ベイビー!」「ほい!ほい!」「SOS」「SとM!」「教えてあげない」「死んだビーチ!」「ルルルー!」「ぱっぱっぱっぱっぱらっぱー」と、ほんとバカすぎて自分でも笑えます。いいの、すんごい楽しくて幸せだったから。
私、他のライブではそこまで騒がないし叫ばないのですが、多分それを見たことある人、ライブをご一緒したことがある人からしたらびびるくらい、髪振り乱して飛び跳ねて叫びました。カスケードはほんと、自然に身体が動いて連れてってもらえる。その空気が健在だったのが嬉しかったです。

だけどカスケードって、表面明るくてカラフルでバカっぽいけど、実際おばかなノリなんだけど、コアな部分はすごい鬱々としてひねくれてて。それをみっともない位泣きながら、ぐちゃぐちゃな顔で「けど頑張らな仕方ないやーん!」て笑ってる、そういう二面性がありまして。
この日のセットリストはノリというか攻撃的な曲ばかりで、バラードどころかミディアムテンポもあまりなかったからそんなでもなかったけど、でもぐさぐさと刺さる歌詞がいっぱいありました。「生きてく、そんなのへっちゃら」「ちゃらんぽらんな人生を世界の孤独たちに」「超スピードでHello! Dream!」「僕はここで生きていく」って唄われて、当時も刺さったけど、改めて聴くと本当ぐさぐさきた。
加えて、最後にタマちゃんが「決めました。俺ら80までやります!だからお前らも、それまで死ぬなよ!」と叫びまして、彼はそういう意図ではなかったでしょうが、個人的に弱ってる身としてはものすごく沁みました。
「あ。うん。生きて行かなきゃいけないんだよな」と本気で真面目に思った。いろいろあるけど、生きていかないと、生きて、そしてまた会おう。生きていくっていうのは、そういうことだな、と。なんかしみじみ納得した。
大袈裟じゃなく真面目に、生きていける気になりました。そうだね、うん、とりあえず頑張らないとね、頑張って生きていかないとね、と本気で思ってステージを見てた。

11月には全国ツアーも決まって、東京はクアトロです。有り難いことに休日。…よし(握りこぶし)。誰か行きませんか、普段見れない私が見れますよ(笑)。置いてけぼりにしますけど。
でも個人的には京都ミューズで見たいなー。


こんな日記でしたが、拍手くださった皆さん、ありがとうございました。
アンケートもぼつぼつ返していただけまして、嬉しいです。


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佐山葉月 [MAIL]