rokoのNotebook

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大阪教職員殺傷事件

2005年02月18日(金)


この事件、まだ被疑者である少年の心が落ち着かずに、供述も二転三転しているようなので、ちょっと感想だけ。

被疑者の少年は「小学校時代に虐めにあった時に、担任の先生が助けてくれなかったから、恨んだ」と言っている。
それに対して、学校側は、具体的な虐めの事実を確認してはいないし、母親も「当時、親身になって相談に乗ってくれ、感謝している」と言っているそうだ。
「虐め」は、受け取る側の感じ方によって、違ってくる。
相手は虐めているつもりはなくても、周りからそれが「虐め」に見えなくても、本人が辛いと思えば、少なくても少年の心を傷つける事は、あったのだろう。
人の心は、各々違う。
たとえ同じ事(言葉)があっても、傷つかない人もいれば、傷ついてしまう人もいるし、自分の心を素直に出せる人もいれば、出せない人もいる。
人は他人の気持ちを100%理解する事は出来ない。
それでも、理解したいと思い、わかろうとしてくれる人がいれば、救われる。
幼い小学生の時に、自分の思いを表現できないまま、「誰もわかってくれない」と、心を閉ざし、一人で抱え込んでしまったのか。
それでも、今、満たされていれば、「そんな時もあった」と一つの思い出として話す事も出来たのかもしれないが、思い通りにいかずにもがいている自分の中で「あの時わかってくれていれば」という思いが、抑え切れなくなって爆発してしまったのだろうか。
人間の生命を奪ってしまう・・・決してやってはならない事を犯してしまった少年の人生は、今、終わったわけではない。
これから、どう自分の心を見つめ直し、自分の犯してしまった罪を償いながら、生きていくのであろうか・・・


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roko [MAIL]

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