2004年07月08日(木)

7月7日七夕の夜、天の川を隔てて輝く、 わし座 の1等星アルタイル(牽牛 星)彦星と こと座 の1等星べガ(織女星)織姫が 一年に1度だけ逢うこと を許された夜...。
このお話は中国で生まれ日本に語り伝えられた伝説です。
夜空に輝く天の川のほとりに、天帝の娘で織女と呼ばれるそれは美しい天女 が住んで居ました。 織女は、天を支配している父天帝の言いつけをよく守り、毎日機織りに精を 出していました。 天帝は年頃の娘なのにお化粧一つせず、恋をする暇もない娘を不憫に思い、 天の川の西に住んでいる働き者の牽牛という牛飼いの青年と結婚させること にしました。 こうして織女と牽牛の二人は、新しい生活を始めました。
しかし、結婚してからの二人は、仲が良すぎて仕事を怠けるようになってし まいました。 織女が布を織らなくなってしまったため、機織り機にはホコリがつもり、天 界にはいつになっても新しい布が届きません。 また、牽牛が世話をしていた牛たちも、やせ細って、次々に倒れてしまいま した。
業を煮やした天帝はとうとう、2人を引き離しました。 二人が心を入れ替えて、一生懸命仕事をするのなら、1年に1度、7月7日の 夜だけ、天の川を渡って、会うことを許しました。 それ以来、織女と牽牛は、年に一度の再会を励みに、お互いの仕事に励み ました。 ところが、2人が待ち焦がれた7月7日に雨が降ると、天の川の水かさが増し て、織女は向こう岸に渡ることができなくなります。 2人は天の川の東と西の岸辺にたたずみ、お互いに切ない思いを交しながら 川面を眺めて涙を流すのでした。 そんな2人を見かね何処からともなくかささぎの群が飛んできて、天の川で 翼と翼を広げて橋となり、織女を牽牛のもとへ渡す手助けをしてくれるの だそうです。
機織りに励んだ天上の織女にちなんで、星に技芸の上達を祈る「乞巧奠(き こうでん)」という宮中行事が生まれ、日本では、日本では奈良時代に宮中 の行事として行われるようになりました。 色紙や短冊、飾りをつけた笹を軒先に立てるしきたりが始まったのは、江戸 時代になってからといわれています。
2000年の七夕、東京は晴天でしたが、彦星と織姫は、逢う事が出来たので しょうか? 実際に、年に一度だけ逢瀬を楽しんでいるカップルもいるのでしょうね。 子供が小さい頃は、子供達と一緒に、自分の願い事を短冊に書いて笹に、結 びつけたものです。 何のお願い事をしていたか・・・う~ん、思い出せないけど・・・多分、子供たち の健やかな成長でしょう。(;^_^A
最近は、星にお願い事をする事もなくなっていましたが、昨夜はお天気もよ かったし、久しぶりにお願い事をしてみました。 きっと星に一生懸命願えば、その願い事が叶えられる日が来ることを信じて・・・
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