Turn, Turn, Turn
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2002年10月17日(木) 僕の前に道は無い。僕の後ろに道はできる。

フィーダーがドラムのジョン自殺という哀しみを乗り越えて描いた4thアルバム、『Comfort In Sound』はクソエモーショナルでメランコリックで前に進む意志に満ち溢れていて地を踏みしめていてけして崩れることの無い決意を抱えていて信じがたいほど感動的だ。

マニックスが『エヴリシング・マスト・ゴー』で鳴らさなければならなかった道程、それをフィーダーも突破した。続けるという意志。使命。ロック。

歌詞(英詞で聴いて欲しい)とメロディーと声が良いです。別にキラーチューンばっかと言う訳ではなくて、ここで歌わなければいけない歌だよね。グラントの声は本当に良くなったな。文脈は違うけどベックのような必然の歌。そしてサウンドは1stから3rdの音から必要なもの、大事なものだけを選んでシンプルに鳴らされている。

泣いたよ。

気まぐれな天使のような女の子のジャケットはかわいくて切ない。君が連れていったのかな?

しっかし国田ジンジャーはクソだ。高校生の英語か?

リチャード・アシュクロフトはどうなんだろう。ほんのちょっと聞いたけど、やっぱりザ・ヴァーヴのマジックが足りないな、と思ってしまうわけで。モリッシーのソロのようになってしまう危惧があるわけで。

フーファイもそうなんだな。かなりカッコイイよ。新作。でも、あーいう勢いや音の感じで来られるとどうしても、ニルヴァーナと、カートと比べてしまう。最近良く聴かされてると書いたけど、圧倒的に『ネヴァーマインド』は素晴らしいんだ。

2000円って。初回限定2種類ジャケットって。さらにはDVD付きの国内盤も出る? おい、媚びんなよ。いや、俺が支離滅裂なんだ。デイヴは良い奴でコミュニケーションを求める男だから正しいのかもね。でも俺にはフーファイはニルヴァーナの遺志を継いだバンドにしか見えない。デイヴが前に来ただけにさらにそう見える。

『ネヴァーマインド』や『アーバン・ヒムス』なんかは時代がアルバムに圧し掛かってるから、すごく重くてデカいんだ。超えられないよ。比べるのが可笑しい。でも比べてしまう。

ロック誌は、「グランジを乗り越えた」とか、「ヴァーヴ時代以上の傑作」とか書かなきゃいけない身分だけど、本音は申し訳ないけど、それは無い。超えなければいけない物語がデカ過ぎる。

残された者の作品は哀しいな。

フィーダーはまだ進んでいる。まだ先に光が射している。


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