みかんの日記
みかん



 防災の日

二学期が始まった。

今日からもう本店の薬局では調剤はしないことになっている。
表のガラスのドアにも地図を大きく張ってあるというのに
それでも見える患者さんがいらっしゃる。
有り難い話なのだが。。

午前中にやや目が悪いご婦人が
目薬の処方箋を持って見えた。
ことのいきさつをお話しして
調剤薬局は歩いて3分ほどなので一緒に行ってご案内する。

陽射しが真夏のように強く、
そんな日に目が不自由な方なのに
歩かせてしまうのは申し訳なかった。
お荷物をもっていらっしゃるので代わりにお持ちする。
以前実家の母の目のことなどもお話したこともあって
一層親しみを抱いていたお方だった。

調剤をもうこちらでしないということは
楽な反面、ちょっと寂しいことでもあるなぁと思いつつ歩いていると
前から中学生の団体が先生を先頭に並んで歩いてくる。
どうやら防災の日なので地域毎にグループで帰る練習のようだった。
見ると息子達がその中に紛れていた。
次男には気がついたが、彼は恥かしいのかそっと目をそらす 笑
私もあまりそれ以上は無理に呼びかけずに
ご婦人と薬局に入った。

ご案内して薬局に戻ると次男がいた。
あっちの薬局に患者さんを案内したの?と聞かれる。
そうよ、というと、そうなのかな〜と思ったと笑顔で話す彼。
やっぱりシャイなんだなぁ。




2002年09月02日(月)
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