+eureka+子育て日記
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*mari*



 踊る会。

ダンナがとある会社に勤めていた頃は年に3、4回あったイベント。今日は2年ぶりにそれに出かけてきた。娘の参加は、0歳のときに次いで2回目。そのイベントとは…ライブ。

ライブといってもプロのではなくて、あくまで会社内の趣味の集まり。でもこの会社はわりと趣味を続けるために働いている人や生きている人の多い会社で(あくまで推測)、学生時代に(当時の本当の)インディーズ系をたくさん見ていた私には「スゴイじゃん」って思えるバンドも多いのよね。
それからこの集まりに行くといつも「バンドっていうのは『音』だけじゃなくて『人』もウリなのだ」と思う。また私は「そういうバンドが好きなのだ」と思う。ま、その辺を書くと長くなるのでこのくらいにして…

会場は都内某所、ビルの地下。娘はクラブとかイベントスペースでのライブには何度か行ってるけど(それもどうかと思うが)、地下の小さなライブハウスは娘にとってはほぼ初めて。2歳半くらいからそれまで一切なかった場所見知りが出てきたし、今日も泣かれたら辛いなぁ〜。となるべく自然に、そして「パパが出るんだよ〜楽しみだね〜」などと言いながら抱っこで階段を下りる。
ちょうどバンドとバンドの合間だった。従って爆音はなし。
暗がりでキョロキョロする娘の目が光る。と、すぐに、
「あ〜ここで踊るんだね〜」
娘が指さす先にはミラーボールがあった。
は?「ミラーボール=踊る」ってのは…これまでの2年10ヶ月の人生の中のどこでインプットされてたんでしょうか。

出番までに多少時間があるので、近くの焼鳥屋で私ら3人と取引先の方(休日に申し訳ありません)や仕事仲間と軽く飲む。が、好物の焼鳥を一気に食べた娘はすぐに飽きてしまいウロウロ。そして「早く『踊る会』行こうよ〜」とグズりだした。
踊る会。「会」って…これまたどこから来たんだろ。

爆音は多分大丈夫。そう思っていたけれど、やはりヘッチャラパー(古)だった。スピーカー前の最前列で娘はハジけていた。パパのバンドの前のバンドで既にその状態だった。
そしてステージにパパが登場。
あれが…パパ?という顔を一瞬したけれど、1曲目終わってボーカルの人がMCするときには完全に「パパがお化粧して変なカッコしてギター持っている」と理解。2曲目からは私と離れて一人でパパの仕事仲間の女性達の中に行き、最前中央で鑑賞。てか跳ねる!
とにかくノリがすごい。Wigglesを観たときよりも興奮している。ほとんど40分、拳を振り上げたりしながら跳ね通し。
親バカっていうのはわかっているのだけど、あんたすっごいよ、本当に!と思う。もちろんノリがいいだけじゃ音楽的才能まではわからない。でも「好き」っていうのだけで才能だっ!とか思う。(だから親バカって言ってるじゃん)
学生時代のバンド関係で出会った私とダンナが今日のことがどれだけ嬉しいか、あまりわかってもらえないかもしれないけど、とにかく私らは感動した。

久しぶりで手が動かない〜とここ何日かの練習でボヤいていたダンナも、よく動けていた。今更ながら新曲までやって翌日は筋肉痛(ギターって重いからね…)にまでなっていたけれど、ダンナの姿を見て私もちょっとだけ独身時代を思い出せた。

そしてやはり!娘には「リスナーではなくプレイヤーになってもらいたい」と改めて思う夜だった。そのために親として過剰な手助けはしたくないけれど、でもいつの日かパパとママは行ってみたいよ。あなたの「踊る会」に。

2003年07月26日(土)
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