戯言。
2005年04月08日(金)  んー....。

実は未だにエージェント跡べーネタはある訳で。
でもここんとこちょっとばかりムソに気を取られてたんで話の流れとか忘れかけてますが....あーでも結構覚えてるわ。
レオンが絡むと俺の記憶力は倍増するの忘れてた(ぉ

つーかね、バイオネタ最大の難関は忍足の言葉だ。
自慢じゃないが東京生まれ東京育ちのワタシは標準語以外喋れない。
なーのーにー忍足がルイス....死なねぇし(ぉ
誰か関西弁教授してくれ。
とりあえずテニス系ゲームを忍足でプレイしてみりゃ少しは分かるようになるんだろうか....って殆ど持ってねーよ!(爆


*****

「これはこれは、ご丁寧なことで」

指示書を眺める跡部の口の端が、上がる。
何かの遊びでもしているかの様なその態度を、リョーマは不服そうに見やる。

「そんなコト言ってる場合じゃないでしょ。どうすんの?」

これまでずっと閉じ込められていたリョーマには、エルヒガンテというクリエイチャーがどんなものかは分からない。
が、総動員されるあの狂った村人と同程度の脅威なのだろう。
そして自分たちは少なくともそのどちらかをやり過ごさねばならないのだ。
その思いも含めて、跡部に問い掛ける。
するとしれっとした顔で言い切った。

「当然、突っ切るぜ?」
「どっちを?」
「どっちでも構わねぇが....ま、右側をダッシュで抜けるのがベストだな」
「右側っていうと、エルヒガンテがいる方だね」

そうだ、と跡部が頷く。
エルヒガンテは確かに脅威だが、四方八方から襲ってくる村人をかき分けて進むよりは危険度が低いらしい。
「ま、捕まったらジ・エンドだけどな」なんて物騒な言葉を頂いたものの、リョーマは跡部の判断に任せることにした。
やはりこの手の決断はプロに任せるのが妥当だし、それ以前にリョーマが知る跡部という男の能力は他のエージェントとは桁違いに優れていたから。
跡部が言うなら、大丈夫。そう言いきれる。

「ふーん....じゃあ、行こうよ」
「ああ」
「そういえばちょっと聞いておきたいんだけど、万が一追いつかれた時はどうする気?」
「その時は仕方ねぇ、戦うしかねぇだろうな」
「勝算は?」
「無い訳じゃねぇが....今は無駄弾使いたくねえ。余計なこと考えてねぇで根性入れて走れ」
「はいはい、了解」
「返事は1回でいいんだよ」

そう言ってポンと頭を叩かれた。
普段の自分なら蹴りの一つも入れていただろうが、今この時ばかりはいつも通りの跡部に安堵させられた。
この男と一緒にいれば、大丈夫。
きっと....いや絶対に彼のもとへ還ることができる、そう信じられた。

「じゃあ、開けるぞ」

重々しい音を立てて、彼へと続く扉が持ち上がった。

*****

ハイまず注意。
これは跡リョではなーーーーい!
菊リョ跡宍前提の跡部&リョだ。コレは絶対。
敢えて言うなら跡部はリョの保護者兼兄貴だ。それ以上の何者でもない。

んで、今回は地獄の篭城戦の後、レオン包囲網の辺り。
今はリョしかいないが、実は他にも登場人物がいる予定。
ま、基本はこんな流れ〜
ちなみにうちのレオン&アシュリーは右側ダッシュで抜けた後わざわざ戻ってエルヒガンテを狩り、更に戻って村人も狩る。
なのでこの展開を跡べーに結び付けてみると、こうなる。

*****

「....ちょっと」
「あぁ?」
「何戻ってんの」

今出てきたばかりの扉に手をかける跡部に問い掛けた。
すると、何を今更、とでも言ったような顔つきで答える。

「何するって....ブッ潰す」
「....は?」

一瞬、耳を疑った。
ついさっきまで必死に逃げてきたあの巨人を潰す?
この男は一体何を考えているんだろうか。
そんな思いが顔に出ていたのだろうか、面白げに自分を見下ろし、跡部が続ける。

「この俺様にケンカを売ってきたんだ、それ相応の覚悟はあるんだろう。ならご期待にお答えしないといけねぇよな?」

そう言って、艶然と微笑んだ。
その笑みは今まで見たこともない程綺麗で、そして恐ろしかった。
....この男だけは絶対に敵に回してはいけない、そう思うリョーマだった。

*****

こっちの方がすんなり出来上がった。
でもうちの跡べーはこんなにカッコ良くないですごめんなさい。


back  next  index  mail  homepage