戯言。
2004年07月30日(金)  渋誕のはずが何故か....

一晩寝たら渋誕ネタ、肝心のオチを綺麗サッパリ忘れ去っていた。
実はオチどころか真ん中へんから見事に忘却。
頼むよ誰か俺の脳を今朝方まで戻してくれ....ぐあぁ。
メモ帳、会ったとこで止まってやがるよぅッ!(涙


*****

跡部が事故に遭い、重傷を負った。
スポーツ選手としては致命的な怪我、だった。

そして、医師の診断結果は「日常生活には支障が無いが、長時間に渡っての激しい運動は不可能」言い換えれば、「もう第一線でのプレイは出来ない」。
彼にとっては死の宣告ともいえる事実を告げられても表情ひとつ変えず、「そうですか」と答え、「何も動かなくなった訳じゃない、問題無いだろう」と、逆に衝撃を受ける家族を宥めていた。

皆が病室を出て行った後。
自分も出ようと動きかけたが、ふと合った瞳が行くな、と訴えているようで。
そのまま彼を一人にすることもできず、ベッドの脇にある椅子に座り、膝の上に置かれた手を取る。
されるがままのその手は、いつもより少しだけ冷たかった。
そのまま、ただ外を眺める跡部を見つめていた。

「まだ、実感が沸かねぇ」

ぽつりと跡部が呟く。
何が、とは言わない。言わずとも分かっている。

「この腕も、足も覚えてる」

答える代わりに、握った手に少し力を込めた。

「グリップの感触、流れ落ちる汗」

自分が握る手とは逆の手を持ち上げ、見つめながら続ける。

「ボールを追い、打つ。あの緊張感も、筋肉の軋みも全て、まだ覚えてるのに」

「....跡部」

手のひらを見つめ、口の端に笑みを浮かべ。

「もう、あんなテニスは出来ないんだな」

そう言って、穏やかに微笑った。

*****

跡べー再起不能ネタ。
どうやらうちの跡部はまずはこんな反応をするらしい。
続くかどうかは謎....ていうか続いてもアレだしなぁ。
誰が相手でも読めそうだけど跡宍と言い張っていい?(笑

もう暫く跡べーのキャラ模索は続く....らしい。


back  next  index  mail  homepage