ヒカリよりも迅く
リュカ



 不定期開催「ぽぽたん」オフ(仮)

10日のこと。大阪のともだちNたんと遊んできた。
朝10時に待ち合わせのところ、明らかに近いはずのぼくが遅刻。ハバネロの刑に処せられそうになりながらもボウリング場へ向かう。
オフとはいえ、自分のバイト先で遊ぶってのはなかなか不思議なものだ。普段は後ろから見ているだけのボウラーズベンチに座って投げ、いつも一緒に働いてる人に「いらっしゃいませ(笑)」と言われ。新鮮で楽しかったのだが、ついついスコアチェックとかしたくなってよそのレーンのモニターを見てしまうなど、やはり「純粋に客として」楽しむのはむずかしい。
もともと3ゲームの予定だったが、ぼくたちのレーンに棲んでいた魔物?のおかげかだんだん調子が出てきて、3ゲーム学割パックももう1回分追加。結局6ゲームやって、ハイスコア166とかなりな数字を叩き出した。ちなみにNたんは170オーバー…負けた!
そして恒例イベント、ムーンライトストライクゲームに2回当たる。1回目はNたんだったが、惜しくもストライクならず。2回目は自分で、なんとか意地で8本倒したため達成、「記念写真をお撮りしてオリジナルフォトフレームにお入れしてプレゼント」してもらった。さらに『スコアアップでCD(など)ゲット!キャンペーン』でも達成し、ピン型貯金箱をいただいてしまう。なんとなく苦笑しつつボウリングを終了。
…後日バイトで入ったときに、いろんな人からの「あれ彼氏?」という問いかけの嵐に見舞われたというのは、いうまでもなく。
ボウリングを終え、下のフロアでゾンビを撃ち亡霊を斬りときどき一般人も誤って撃つなどしてすっきりしたあと、店を後にした。Nたんの希望により原石店に入ったが、彼の所望するモノは見つからず。代わりになぜかぼくが水晶の切り落としたやつを買ってしまった。
その後ちょっと遅めの昼食を済ませ、カラオケモードに移行。シダックスのなんとかキャンペーンでサッカーゲームをやっていて、何かもらえるというので参加したのだが、ぼくは意外にもかなりな高得点をマークしてしまい、風鈴をもらった。
ところで「需要には供給」というのが、ぼくのカラオケ理念である。メジャーやマイナー、男女やジャンルを問わず、守備範囲は広いと自負している。それに、ひっきりなしにかかる有線を聴けるバイトのおかげでいまどきの歌事情にもそこそこ明るい。さて今回はどれで攻めようか…と考えていたのだが、Nたんもなかなか守備範囲の広い人なのでいろいろ好き勝手に歌わせてもらった。そして当然のごとく、アニソン&電波系の時間到来。ぼくの入れた曲のタイトルだけで出典のわかるNたんは流石。新境地も開け、次のカラオケが楽しみだ。
唯一の心残りは、あの萬Zを歌えなかったことだ。すっかり失念していた。なんたる不覚!
その後時間が適当になったのを見計らって、宇治川花火大会に突入。おけいはんに詰め込まれ、すぐ後ろでちゃっかり彼氏の首筋に抱きつくおねーさんに頭を数回殴られつつ(不慮の事故)、会場に到着した。人ごみなくして祭りは語れねぇ!とはいえ、やはり見るなら人のいないところがいい、というのがぼくらの結論。やましい意味ではなく、誰も考え付かないような穴場がいいという意味でだ。ぼくらは天邪鬼なのだ。いくら絶景ベストポジションとはいえ、大勢の人間が見ていたらつまらない。感動も人数分の1である。
りんご飴片手にあちこち歩き回り、川を覗き込んだり坂を上ったりしたがなかなか見つからない。そこで思いっきり逆走したり、あやしい鳥居をくぐって墓場の傍(というか寺だった)を通ったりしてみた。もはや花火と穴場探しのどちらがメインかわからなくなっていたが、ようやくいい場所を発見。人は誰もいないかわりに虫が大量にいたが、刺されても大したことはなかったのでそのままそこに落ち着く。さすがに大花火大会だけあって、迫力もなかなかのもので見ていて楽しかった。
帰りの電車がすし詰め状態になるのは明らかだったので、とりあえず少し先の駅まで歩くことに。道はさっぱりわからなかったが、まぁ流れに乗ってればなんとかなるだろうという思いながらぷらぷら歩くうちに駅にたどり着いた。しかしそこは予定していた京阪三室戸駅ではなく、さらに先のJR黄檗駅だったというオチが付いたのだが…これこそ、ぼくらのなんとでもなるさ精神と有り余る体力のなせる業である。
結局NたんはJRで桃山まで出て、そこから京阪に乗り換えて帰るというルートを取り、ぼくは桃山から京阪までNたんを送ったのち電車賃をケチって1駅分歩いて帰路に就いた。Nたんはもちろん、ぼくもJR桃山駅で降りたことがなく地理に若干の不安は残ったのだが、なんのことはなくぼくの生活圏内に舞い戻ることができた。すし詰めにされるのも免れた。

とまぁ、あいかわらずよく歩いたがとても楽しかった。Nたんと会うときはボウリング&カラオケ&ウォーキングというのが定番になってきたが、その場のノリとあてのない冒険の大好きなぼくたちには最適なコースかもしれない。
というわけで、Nたんへ。懲りずにまた遊んでください。ひたすら歩き回りませう。

ちなみに、タイトルはわかるひとだけ笑ってくれればいい。
困ったときは謙虚になって訊けばいいのだ。きっと教えてくれるはず。


2004年08月17日(火)
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