ミドルエイジのビジネスマン
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2005年05月29日(日) 熱いオシボリの出てくる喫茶店にて

数え切れないくらい幾人もの客が使い込んでテーブルの縁(ふち)も磨り減って丸くなった喫茶店で、タオル地の熱いオシボリを顔いっぱいに当てて息をついた瞬間に、昔はいつもこうだったなあと思い出した。喫茶店でタオルのお絞りを使ったなんてどれくらいぶりだろう。

大部長の上司と同僚の3人で、昼休みの食事の後、本当に久しぶりで昔ながらの喫茶店に入った。コーヒーが4百円くらいだったが、以前はこれが普通で、一時間と定められている昼休みも自分で平気で1時間半にしたりしたものだ。時代がのんびりしていたのか、やることをやって結果さえ出せば、あまり細かいことは言われず、自分たちの業務内容がそれだけ付加価値の高い仕事なのだと大きな勘違いをしていた。

あたかも熾烈な競争をやっているかのように見えながら、実は人為的な規制に守られ、新規参入はとても困難だったし、どんなに一生懸命頑張っても会社ごとのヒエラルキーの中で順位を上げるのは途方もなく難しかった。その意味では、当時から批判的に見ていた規制当局と五十歩百歩の世界に生きていたことに、今では気がついている。

だから、組織にもたれかかることなく、明確な目標を持ち、自分自身の研鑽のために時間とエネルギーとそして自腹を切った大きな出費さえ厭わない若い人を見ると、本当にまぶしい。

大抵のことは大目に見てくれるおおらかな上司に、新しい携帯のカメラで撮った秘密(?)の写真を見せて自慢したり、先日行ってきた気仙沼でふかひれラーメンを食べ損ねた話など何気ない会話を楽しんだだけであったが、いつもこんなゆったりした昼休みだったらいいなと思った。


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