ミドルエイジのビジネスマン
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| 2004年05月30日(日) |
映画「トロイ」を観る |
週末のレイトショーで映画「トロイ」を観に行った。かなり長い映画であったが、シーンは戦闘に次ぐ戦闘で、息つく暇もなくアッという間であった。コンピュータグラフィックスによって壮大なスケールの戦争スペクタクルも実写と変わらず、ギリシャ時代の戦争はこのようにして行われていたのかと目の当たりにする思いだった。
ただ、大きな悲劇であったにもかかわらず、登場人物の苦悩や心の叫びはそれほど伝わってこないのはなぜだろうか。スペクタクル映画の空から見下ろすような視点が、人間の精神の内面にまで入り込めない大雑把な作りにしてしまうのだろうか。この感じはラストサムライを観たときも同様であった。もしかしたら、こちらの感受性が既に磨耗しているだけなのかもしれないと思ったりもした。
ダーダネルス海峡を扼するトロイの地はエーゲ海から黒海にいたる海上交通の要衝のため太古からローマ時代まで9層の都市が建設され、あらゆる時代をカバーしているので、シュリーマンの発見した「トロイ遺跡」も発見された黄金の宝物は時代が古すぎて、最近の考古学では、その場所が本当にトロイであるとは断定できないということだ。
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