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     2003年03月06日(木)
自民が目論む宗教的情操の育成


「宗教的情操の育成」

教育改革の名の元に かつての軍国主義の国家神道を復活させてはならない。

特定の宗教を持たないイコール共産主義という風に考える国が多いことは以前にも書いたが 日本が国をあげて宗教を持ち上げるイコール軍国主義の復活という図式も まだまだアジア諸国には根強いと思われる。
個人個人に宗教意識は必要なものであるが それをわざわざ 教育基本法に条文として盛り込む必要があるのかどうかが問題なのである。
純粋に母国を大事に思う愛国心は必要だが 日本の『愛国心』という言葉には右翼の宣伝カーが良く似合う。教育基本法の条文に愛国心を謳い、宗教的情操の育成という言葉を折り込むことにより 日本がいつか来た道を戻るのではないかという懸念は 公明党の母体である創価学会が まさに国家神道により宗教弾圧され 初代会長を殉教させた歴史あればこそである。公明党が抵抗するには抵抗するだけの理由も根拠もある。神道と結びつけるなというほうが無理なのである。現に自民の歴代総裁は かかる批判をものともせず 戦後ずっと英霊の眠る靖国神社に公式参拝を続けているではないか。
昭和の始め 日本小国民(子ども)はすべて 教育によって天皇を神だと信じ お国のために死ぬことが正しい人生だと教えられてきた。
今また 教育基本法に 愛国心 宗教的情操を織り込む意図は何か?

北朝鮮問題で 日本はもう自衛隊不要論などと悠長なことを言っていられない状況に立たされてしまった。いくら平和的解決を目指しているとはいえ、有事が彼方の絵空事でないことは 小学生にでもわかる時代になってしまったのだ。その時期に 愛国心・宗教的情操の育成と言い出したら イヤでも想起されるのは 国家神道復活 という軍靴の響きである。

国民の殆どに宗教的節操がないのをいいことに 
法で宗教的情操を強制する国に 明るい未来なんかないよ( ̄▽ ̄)


===念のため補足===
公明党が支持母体である創価学会の意見を尊重するのは当然のことであって
そのことが政教一致だというのは間違いである。
政教一致とは 簡単に言えば 国家権力が特定の宗教を支持し権力を行使するすることを言う。たとえば大日本帝国の国家神道。たとえばバチカンのカトリック。
選挙前に週刊誌などでためにする記事に喧伝される『公明創価の政教一致』は、意味の間違いを承知した上で意図して歪曲してあるにすぎない。



_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ささやかな一行 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

結果的にオフ。夜、党の勉強会。うちの会社が支持決定出しててびっくり!!