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2002年07月30日(火) ■ |
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猫の恩返し // ギブリーズepisode2
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2時まで仕事。 大急ぎの昼食をとって 3時まで司会講習。←当然1時間以上遅刻 居残って 小1時間の実技自習。
家へ戻って 速攻シャワーしてアイス食べて ツレのA子と約束していた映画に行った。 というわけで 取り立てて 時間に追われたわたしの目に付くニュースもなし・・
◆猫の恩返し
世間の前評判はどうなのだ? なんの心準備もなしに 乞われるままに出かけていったら・・・
平成狸合戦や千と千尋の「百鬼夜行」ムードをネコバージョンにして、高校生の生活風景とネコの男爵(バロン)を耳をすませば・・から拝借して ちゃったちゃっちゃっと書いてみたけどどうですか? って感じの映画だった。 おまけに キーパーソンの(猫だけど)白猫のユキちゃんって ディズニー映画に出てませんでしたか?というくらい その見てくれが浮いている(笑)
大人だけで見るのなら テレビ放映まで待ってもいい・・・という感想。
ただし アンパンマン年代、ドラエモン年代、というのがあるように 小学校5年生のA子が 非常に喜びそうな映画であったことは間違いない。 恋愛は食べたことのないお菓子のような憧れで 明るくてドジな女の子のキャラクターに好感を持つ年代。○○の国なんて非現実を まだ本気で楽しげに空想できる年代にオススメなのかもしれない。 いわゆる少女漫画なのだ。
大人が「ジブリ」という3文字に期待してはいけなかったのだ。 耳をすませば、とか となりのトトロにも出てきたような 現実の日常生活を描いたら秀逸なジブリテイストは そこここにちりばめられていたかもしれないけど ネコの国の王子のお嫁に乞われてネコの国に行っちゃうのが高校生・・わはははは♪ ここでもう無理があるじゃん(笑) 「自分の時を生きろ」なんて それっぽいテーマらしき言葉を散りばめてるけど全然説得力はない。 説得力があるのは 袴田吉彦演ずるバロンの声と エンディングに流れるつじあやのの『風になる』の歌くらいだ。
そして そういう不満を抱える大人のために これで機嫌を直してくださいよ・・と ギブリーズが同時上映(それも猫‥が始まる前に)なのだということに気づく。 声優陣 西村雅彦 古田新太 鈴木京香 小林薫 篠原ともえ 今田耕ニ
これは面白かった。 馬鹿にしてるのかというような単純なストーリーと単純な線のキャラクターを もののけ姫もラピュタもびっくりというような背景で動かしてみせる。 挿入歌が ノーウーマン・ノークライだ。
「悪いね 子ども映画につき合わせて。いや 大変だね。夏休みの子ども孝行もご苦労さんだね」という言葉が聞こえてきそうな感じのするオトナのファンタジーだ。
これは もう1回じっくり見たい。
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