発注してから待つこと2週間、ようやく先の月曜日に、シトロエンC4が納車された。今まで日記上では概要のみ報告してきたが、時間が取れたので詳細を皆様に報告したいと思う。
2/27(月) 納車日である。 当然仕事なので、退社後、車を受け取りにブルーライオンへと向かう。気分的にもかなり浮かれていたので、何かあってはまずいと思い、会社からブルーライオンまで、ロゴをかなり慎重に走らせた。あの物陰から人が出てくるかもしれない!黄色信号を突っ切ってはまずい!速度超過なんてとんでもない!ブルーライオンに到着までに疲れてしまった。
ブルーライオンに到着すると、整備工場に赤い車が!遠目であるが、C4と対面である。照明の光で、かなり派手に輝いている。ちょっと派手過ぎたかもと、少し思う。
はやる気持ちを抑えつつ、まだ残っている書類の手続きを先に済ます。済まそうとしたのだが、これが色々と原因があってかなりの時間を取られる。ブルーライオンには19時10分ぐらいに着いたのだが、手続きが完了したのは20時30分ぐらいであった。これからようやく本題である車に向かう。
事務所の外に出ると、C4が待ち構えていた。闇夜の中でも、やはりかなり目立つ色。というか形だ。早速写真を撮る。
闇夜にたたずむC4。派手だ。
ロゴに積んでいた荷物をC4に移し、いざ運転席に座る。やっぱり新車の匂いは好きじゃない。早くフレグランスを試したい。一度試乗をしているので、慣れた手つきでシートなどを合わせる。さあ、ドアを閉めようか。・・・ドアが死ぬほど重い。2ドアであるため、ドアの閉める面積が広く、その分重量があるのだ。ちなみに、今回購入のC4が2ドアであることを家族に伝えたのは、注文書にサインした後である。「聞いてない」と言われたが、今初めて伝えたのだから聞いていないのは当然である。
やっとの思いでドアを閉め、営業担当氏の説明を聞き、帰路につく。何せ慣れていないので、家までの道もかなり慎重に走った。車幅が分からない、見切りが悪い、死角が多い、シートベルトが遠い、スイッチが多い、と、書き連ねたらキリがないのであるが、必死の思いで家に帰り、時計を見るともう既に22時近かった。疲れたので納車の感動に浸る間もなく寝る。
2/28(火) C4での初出社。会社までの道のりは長く、高速道路もある。慣らし運転中なので、85kmまでしか出ない。フランソワの時にはこれでもかと速度を出していたので、のんびり走るのは少し新鮮であった。「今日はゆっくりだねえ」「運転変わろうか?」「もっとアクセル踏みなよ」と助手席のW林部長がうるさい。 会社では10人ぐらいの人に「車を変えたの?」と聞かれた。赤、2ドア、シトロエンというのが、かなりキていたらしい。リアが少し似ているので、「なんちゃってプリウスです」と返事することにした。そういえば2月初旬にシトロエン静岡で見て以来C4納車まで、静岡はおろか東京の街中ですらシトロエンの車に出くわすことがなかった。それだけの希少種、やばい車として避けるか、レアモノと喜ぶか。私は後者であった。帰路ものんびりまったりと帰る。
3/1(水)〜3/3(金) 慣らしののんびりまったり走行に慣れ、高速道路をマイペースで走るのが楽しくなってくる。他の車が追越車線をびゅんびゅん走っていくが、そんなに急いでどうするのかと思う。 C4はとにかく静か。オートエアコンやオートライトなどの快適装備で、本当に快適である。何より感動したのは、シートのリクライニングがダイヤル式ではないことだ。レバーをひねれば簡単に倒れる、こんなに便利なことはない。 色々考えると、フランソワはとにかく良くも悪くも昔の車であった。一筋縄では倒れないシート、素っ気無さすぎる内装、快適装備なんて何それ?な世界である。何せカップホルダーなどの収納がひとつもなかった。車内もガタピシ言ってうるさかった。 しかしながら、車としての機能は必要十分であり、素直な挙動や疲れないシート、高速走行時の直進性など、車らしい車であったといえる。 C4は快適装備が充実しており、車内も静か、窓を閉めると外界と遮断された気分になり、それが素晴らしくもちょっぴり寂しかったりもした。
3/4(土) 本日の走行で、納車より500kmの走行距離を越える。これから1,000km超まで3,500回転を上限とする。つまり、C4で初めて三桁代での走行を行った。今まで高速道路ではかなりトロトロと走っていたが、さすがフランス車、スピードを上げると挙動が安定する。車体も大きいため、高速走行でも安心感がある。 街中でも今まではかなりトロかったのだが、3,000回転まで引っ張ると道路の流れにも乗れてかなりスムーズに走ることが出来た。常用帯でのポテンシャルは十分だと思う。 また、本日はクルーズコントロールを試してみた。車を一定の速度に保って走らせる機能だが、高速道路で試したところ、これが思いもかけず快適であった。ペダル操作が軽減されるが、それだけでも運転の負担がかなり減ったように感じられた。便利な機能である。
3/5(日) 写真を撮ってみた。
正面。
横顔。目つきは悪い。
リア。少しプリウスっぽい。
フロントのダブルシェブロンは、ヘッドライトまで伸びている。この思い切ったデザインに、たまらない魅力を感じたのである。
ホイール。
派手である。 しかしエクステリアは本当にエレガント。シトロエンデザインの代名詞とも言うべき楕円を組み合わせた優雅なスタイリングである。誰も言ってくれないので自分で言ってるだけである。 次は内装を少し。内装にも、いたるところに楕円が使われている。
マニュアルモードを備えたシフトレバー。上はオーディオ。
ダッシュボード上には透過式センターメーターが・・・そのまん前に鎮座しているのはカーナビである。なんてところに載せてくれたのか、ディーラーに説教をくれた一品である(載せ替え予定)
本日は暇を持て余して、富士五湖は本栖湖までドライブに行ってきた。マニュアルモードで少し引張り気味に走ると、路面に吸い付くようにコーナーをクリアしていく。ある程度速度が出ていても安定しているところなど、やはりフランス車といったところか。
本栖湖。寒かった。車を停めると、周りからかなりじろじろと見られる。
道中。
富士山。快晴でドライブ日和であった。
反面、走行距離が短いためか、段差を乗り越えたときのピッチングが若干大きく、嫌な感じである。この辺りは、距離をこなしていくことで解消されていくのだろうか。 こうやって色んな動きを意識的に感じ取って慣らし運転していくのは、車を育てているような感覚で、これからどんな車に成長してくれるか楽しみである。
そういえばまだ名前をつけていなかった。
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