昨日はあまりにアレだったので書く気も失せましたが、詳細を記述しましょう。
まず、午前中にブルーライオンへ殴りこみに行ってきました。 車検と新規購入のいずれも条件・値引き交渉を実施し、最終的にはまずまずの結果を出しています。営業の人をちょっと困らせました。「でも、長い付き合いのあるお客さんなので」ということで、譲歩してくれました。買い換えるとシトロエンになるのだが、それでもメンテナンスやシトロエンの整備につなぐまでの窓口をこれまで同様やってくれると言う言葉もいただきました。素晴らしいですブルーライオン。
問題なのは家に帰ってからなんです。
この期に及んで家族が反対しやがり始めまして、「外車は駄目だ!」の一点張り。だったら車検を通すと申し出ると、「それも駄目だ!」とのたまう始末。国産車にさせたいらしい。手の届く範囲の国産車に乗りたい車がないこちらとしては、到底受け入れられない条件であるため、お互い平行線のまま会議にもならず終了、結論の出ないまま今に至る、といったよくあるパターンである。「だからわたしゃ外車なんて最初から反対だったんだよ!」ってアンタ、フランソワ買う時に一緒にディーラーまで着いて行ってその上で買ったじゃねぇか。まさかフランソワまで否定されるとは想定外であった。多対1でボコボコにされる私。
導入コスト・ランニングコストが高いっていうのは分かってるんです、ええ。いい年して贅沢・我侭言ってるなってのも分かるんです。国産にすりゃ、同クラスの車は50万円近くは違うんですから。
でも本当に、車との出会いは一目惚れみたいなもんで、たまたま好きになった車が、フランソワでありC4だったんです。それ以外の車に乗るなんて、想像できないんです。実際にそうなって御覧なさい。毎朝出勤前に、車の前で鬱々とした表情を浮かべますよ私。それでもC4を買うな、車検を通すな、国産を購入せよと言うのなら、一番安い軽を買ってfun to driveの世界から隠居したいぐらいです。それぐらいの気持ちです。それを我侭って言うんですよねすみませんフヒヒ。
買ったら買ったで精神的にも経済的にも苦難の道を歩むことになりそうなので、ここは車検を通すことが一番無難な気がしてきた。あと1週間ぐらい悩もうと思う。
しかし、今回の対応で一番驚いたのは、ブルーライオンの接客対応の変容ぶりだ。 フランソワを購入したものの、これまでアフターフォローはほとんど皆無で、内心「コノヤロウ」と思っていたのだが、今回色々と話している中で、顧客満足のレベルが著しく向上し、満足の行く対応を見せてくれている。 国産車だったら当たり前とか、前が酷過ぎたとか言われれば身も蓋もないのだが、サービスの説明から購入にあたっての相談業務、一般的な雑談など、顧客を大事にしていこうという姿勢がブルーライオンの店内全体から感じ取れた。 特に、フランスでは資本は一緒であるものの、仮にも別会社の車に乗り換えると言っている私に対して、営業担当氏も整備担当氏も親身に相談に乗ってくれ、乗り換えにあたって色々と融通を利かせてくれたことには、本当に感謝している。 これだけの対応をしてくれるのであれば、今後もブルーライオンと付き合っていきたいと思わせる。 店を出る間際に、営業担当氏に「C4じゃなくて307は駄目でしょうか?」と言われたが、そこは容赦なく断っておいた。
という訳で、307の宣伝をしておきます。 フェイスリフトを受けた新307、ヘッドライトが206のような切れ長タイプになり、より猫っぽくなった。運転席に座ると、面積の大きなフロントガラスのため、視界がかなり広く感じられる。内装も奇をてらったところはないものの、オーソドックスで使いやすい。 実際に走らせると、ちょっとガタイは大きいものの、「猫足」と呼ばれるプジョー特有の足回りは健在。路面の凹凸をしなやかに吸収し、粘るように道路に張り付く。速く走っても遅く走っても楽しい車だと思う。 また、写真や映像など、平面でしか307を見たことがない方は、是非一度実車を見に行っていただきたい。平面では表現できない造形美・存在感を307は持っているからだ。これは私自身が307を見て、試乗して感じたことです。フランス車に乗りたいと思っている方にオススメしたい一台。週末はお近くのブルーライオンへどうぞ。
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