「10桁で終了」 円周率ついに割り切れる 円周率暗記世界記録保持者の西岡さんのコメントが、事の深刻さを物語っている。
スクーデリア・エレクトロ、解散発表 長い間、お疲れ様でした。
職員手帳に“六曜”記載 大津市 「人権配慮欠く」回収へ >県内の人権団体や職員の一部から「人権啓発の主体である市として不適切」との指摘を受け、発行済みの約3800冊の全面回収と焼却処分を予定していることが10日、分かった。
>差別意識と絡め「非科学的な迷信で、こだわらないことが大切」としている。
この事例は恐らく水平展開されるであろう。
クリスマスは寂しい独り者に対する差別意識を助長する行事だ! バレンタインデーは寂しい独り者に対する差別意識を助長する行事だ! ホワイトデーはチョコレートを貰えなかった者に対する差別意識を助長する行事だ! 撤廃撤廃!!
既に日常に浸透してしまった慣わしを引っ張り出していかようにして「不適切」とのたもうのか、ご教示いただきたい。人権云々を理由にろくすっぽ検証もされずに慣習が失われていくことの方が、余程害悪の度合いは高いだろう。
ネットで情報を収集していて、感じること インターネットによる情報収集が日常となると気になりだすのが、普段ネットをやらない方との情報の較差、それをデジタルディバイドと言って良いかは分からないが、格差は厳然と存在する。
これだけインターネットが普及し、仕事においてもネット環境がなくてはままならないということが日常的に発生しているにもかかわらず、私の周りで日常的にネットを閲覧している人は、驚くほど少ない。理由を尋ねると「家に帰ってまでパソコンに触りたくない」「ネット環境自体が整っていない(パソコンがない)」というのが大勢を占める。(中には「インターネット自体が嫌い」という方もいるが)
仕事以外ではあまりネットをやらない方と話していて気付いたのが、「得たい情報が明確なだけに、それ以外の情報には眼を向けない」傾向があることである。検索エンジンにキーワードを打ち込めば、大概目的の情報が掲載されたサイトがピンポイントで表示されるので、それを見て情報収集は終了である。 また、情報収集で使うサイトはYAHOO!や新聞社等のニュースサイト、もしくは企業サイトがほとんどで、それ以外の、例えば2ちゃんねるや個人サイトなどはまったく見ない、知らない、分からないというケース。
そこで感じるのが、それはテレビ・ラジオ・雑誌など、既にあるメディアから情報を受け取るという、インターネット普及以前の旧来の情報収集の手法と、根っこの部分では何も変わってないのではないだろうか、ということである。
インターネットが普及する以前の情報収集の手法は、テレビ・ラジオ・雑誌など身近にあるもので済ます方法がまずひとつ。ただしこれらは、情報を流す団体によってフィルタリングされたものであるから、そこには当然のごとくバイアスがかかってくる。
もうひとつ、文献を調べる、現場に行く、実際に体験するなど、自分の労力を使い、相当のエネルギーを要する情報収集があるが、さまざまな制約によって、これを実際に行える人というのは当然限られる。
結果、大量の情報を一挙に全国に流すことの出来る新聞・テレビなど大手メディアの影響力は多大なものになり、そこに誤報や虚偽があろうとなかろうと、一度流れてしまったものは、多くの人にとって「事実」として受け入れらてしまう。本当に流行っているのかどうかも分からないものを、さも流行っているかのように流してしまえば、本当のブームになってしまったりもするだろう。
インターネットは、それら既存のメディアとは明らかに異なる。誰もが能動的に情報を発信することが出来る上、それは地域・時間など物理的な制限に左右されない。情報量は膨大なものになるが、これまでの大手メディアによる一定ルートを経由した情報だけでなく、さまざまな情報を誰もが容易に手に入れることが出来るわけだ。同時に、これまでの既存のメディアがどれだけ偏った情報ばかりを流していたかということも明白になる。
韓流ブームなど、良い例であろう。盛んにテレビで取り上げられているこのブーム、一体どこの誰の間でブームになっているのか分からないので、周囲の何人かの方に聞いてみたが、それほど流行っているようには思えない。やはりブームを無理矢理に起こしているではないか!と憤慨して帰宅したところ、うちのおかあさんがしっかり見ていることが判明してがっくりした。
まあとにかく、気持ち悪いぐらいに韓国がブームだ何だと騒ぎ立てるテレビは見ているだけで気持ち悪くなるのであるが、一方でインターネットを覗いてみると、恐ろしいぐらいに嫌韓の情報が渦巻いている。pandiani(・∀・)さんの「厳選!韓国情報」などで紹介されている事例などを見ると、隣国のことが嫌いになる気持ちも分からなくもない。かく言う私も先日述べたとおり、個人はさておき韓国という国自体は、どうにも好きになれない。
勿論そういったサイトにも管理人の方のフィルタがかかっているのだが、重要なのは大手企業から個人運営のサイトまで、さまざまなところから情報を収集した上で、各個人が一人ひとり判断することが出来る環境が、容易に整えられる点である。
やっと話が戻ってきたが、先ほど述べた「仕事でしかネットやりません」という方は、それで目に見えて困ることがあるのかと言われれば、目に見えて困ることは恐らくそんなことはないであろう。しかしその状況は、偏った情報のみに取り囲まれ、いつの間にか何かしらによって誘導されてしまう可能性が非常に高い、危険な状態にあると言えるのではないだろうか。
これからの世界は、いかに情報を収集し、各個人でどのように判断したかが、物事の結果に大きな影響を及ぼすことになるだろう。それは組織と個人が同じ土俵に立ち、ぶん殴り合いをする世界かもしれないのだ。少なくとも、より良く生きていくためには、インターネットというツールと上手く折り合いをつけて生きていくことが、既に最低限の履修項目となっている。
ここまで書きながら、私も現時点ではインターネットというものを上手く使いこなせては居ない。ただ、現在における個人の情報収集・発信がどれだけ重要であるかということと、出来るだけ間違いのない判断を行うための情報収集ツールとしてインターネットは必要不可欠であることは、強く認識している。
それ以上に、インターネットによって崩される既成概念が世の中にはまだ数多く存在する今、それをリアルタイムで目の当たりにするどころか、下手をすれば当事者としてその渦中に入っていけるかもしれないなど、素晴らしいことなのではないだろうか。
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