ことの経緯はどうであれ、結果として「あれは萌えキャラなんかじゃあないッッッ!!!」と社内で叫び、皆様に無用の混乱を招いてしまったことについて、陳謝するとともに遺憾の意を表したいと思います。今後二度とこのような事態を起こさないため、再発防止策を講じるとともに、s
すみません、始まっていたようですね。気を取り直していきましょう。
さて、今回は、物の好き嫌いについて論じてみたいと思う。 人間、生きていれば、嫌いなもののひとつやふたつ、必ずあるものだ。
かく言う私も、絶対量は少ないものの、嫌いなものはいくつかある。 ムカデ、地を這うゴキブリ、興奮しこちらに飛び掛ってくるゴキブリ、まれに本の間に挟まって昇天している虫、曲がるときにウィンカーを出す前にブレーキを踏むドライバー、「人の話を本当に聞いているのか?」と訝しくなるぐらい相槌を打ちまくるおっさん(またはおばさん)、さとうたまおの言動、小倉ゆうこりんの腹から出す気のまったくない声、給油の際に無理矢理方向転換を指示したガソリンスタンドの店員、窓ガラスに雑巾を置きながらそのまま10分ほど放置したガソリンスタンドの店員、帰りの際にカードの返却を失念し、私に「あの、カードを返していただけませんでしょうか」と言わしめたガソリンスタンドの店員・・・。返却してもらうだけなのに、何故こちらが下手に出なくてはならないのか。 まだまだあるが、少ないほうだとは思う。
その中でもとりわけ嫌いなものが、プロフィールのページにも書かせていただいている通り、しいたけ・にんじんである。私がどれぐらい嫌いなのか、2つほど事例を挙げてみたい。
事例1・しいたけ入りカレーに激怒 友人との会話の際、「うちのカレーにはしいたけが入っている」とうっかり口を滑らせた友人を罵倒、その後数分間にわたって、どれだけ私がしいたけのことを嫌いであるか切々と言って聞かせ、友人を辟易させる。
事例2・しいたけ入り牛丼に激怒 社員食堂にて、献立にあった「牛丼」を、中身を見ずにうっかり購入、席に着いたところで牛丼の中にしいたけが入っていることに気付き激怒、同席した上司S木氏の前で「マジアリエネェ」「何でもしいたけを入れればいいってもんじゃあない」「クソッタレー!」を連呼し、挙句の果てに半分残して捨てた。
ご理解いただけただろうか? 特に事例2は衝撃的であり、普通牛丼と言ったら牛肉・たまねぎ・玉子・白米から構成されていると思うのが今や世界の常識であり、そしてその常識をものの見事に裏切った社食のおばちゃんの功罪はあまりに大きい。いや、カオチックな現代において、最早「常識だから〜〜」というのは通じないのかもしれない。そうであれば、法治国家として当然に法の下で取り締まるか、それが難しいのであれば国際標準化機構で規格を制定し、牛丼会社をその標準規格に準拠させるなど、早急な対応処置が必要なのではないだろうか??牛丼のモラルが問われているのである。
では、しいたけの何が嫌いであるかを次に論じてみたいと思う。
色 黒褐色と灰色の構成色が、まずありえない。
におい くさい。ありえない。
形 あんな形は、ありえない。
見た目 断片が、どう贔屓目に見てもナメ○ジに見えてしまって困る。ありえない。
そもそも 菌類である。ということは、胞子を撒き散らすのである。胞子ですよ?!奥さん!!あの何だか分からない形の物体から、胞子がブワーっと、それこそもう、ブワーっと、撒き散らされるわけです!それを口に入れるだなんて、もう!
いかにしいたけが恐ろしいものであるか、ご理解いただけただろうか。
とはいえ、嫌いなものをただ嫌いだ嫌いだと騒いでいるだけでは、児戯にも等しい。そこで、敵を知り、今後の対応策を検討するためにも、しいたけについて持てる時間の限りリサーチしてみたいと思う。
まずはYAHOO!辞書で検索し、己の中で言葉の定義を明確にしてみる。
しいたけ しひ― 1 【▼椎▼茸】
1 担子菌類ハラタケ目のきのこ。ナラ・クヌギ・シイ・クリ・カシなどの枯れ木に生えるが、人工栽培もされる。傘は径6〜10センチメートル。肉質で弾性があり、上面は淡褐色から黒褐色。食用。乾物は香りが高い。[季]秋。
2 「椎茸髱(たぼ)」の略。
何となく分かった気がする。
では次に、より実践に役立つ情報を収集するため、「しいたけ」をキーワードにgoogleで検索してみる。どのサイトも一見、しいたけを広く普及させるためのしいたけ情報サイトのようにも見えるが、これだけしいたけが蔓延る世の中、真っ向から「しいたけ嫌い!」などと叫ぶことがどれだけ危険であるか、想像に難くない。そこを理解した上で見ていただきたい。
検索結果はこちら。 なんと一番最初に検索されるのは「IE の中止ボタンがしいたけに見えて困る」である。真っ向からしいたけに反発しており、その内容の過激さから人類側にとっては反旗を翻すための希望のサイト、しいたけ側にとってはまず最初に潰しておかねばならないサイトであり、いずれにとっても注目度は高い。 それにしても、実社会だけでなくネットの世界にまでしいたけの弊害が及んでいるとはオドロキである。蔓延ったしいたけを前に、人類は最早ひれ伏し従属するしかないのであろうか。
この致命的な局面を打開するためにも、やはり正確な情報の収集が急務となる。参考となるサイトをいくつか列挙してみる。
島原しいたけ生産組合ホームページ 上記の「〜〜しいたけに見えて困る」の次に検索される対しいたけサイト。注目していただきたい。これだけしいたけコンテンツが揃う中に、突如として現れる「柴犬」のコンテンツ。対しいたけの重要な鍵を、この柴犬たちが握っているとでも言うのであろうか?(例えばしいたけ撲滅ワクチンが柴犬から抽出できる、など)。残念ながら私は該当ページより関連情報を見つけられなかったので、高度な暗号化でもなされているのかもしれない。柴犬が愛らしい。
大分しいたけ 大分県の運営する、対しいたけ公式サイト。彼らの施策は、しいたけの絶滅は難しいので、せめて外国産のしいたけを駆逐し、流通を国内産のしいたけに一本化することで、主の管理を行い、何とか人類との共存を図ろう、というものである。そんな共存など、施策という名の妥協策であり、到底受け入れられない。いつの時代も、手ぬるい行政のツケを払わされるのは、何の罪もない善良な庶民だ。断固とした対応を求める。しいたけ情報は豊富。
きのこ新聞 なんと「きのこ」の「新聞」である。しいたけを始めとしたきのこに支配されかかった世界に対し、新聞というサイト名を標榜し、草の根的な対しいたけ・きのこ活動をじわじわと普及させていこうという狙いが見受けられる。地道な活動であるが、その効果は高いであろう。 日々のしいたけトレード価格、対きのこ対処方法を扱った「cookingきのこが主役(にならないように気をつけろ!という言葉が省略されている)」、きのこに支配されつつある現代人の思考に警鐘を鳴らす「21世紀は菌食時代(菌類など駆逐してしまえ!の意)」など、そのコンテンツも豊富である。
軽く検索しただけでも、これだけ多くの対しいたけ情報、そしてこれだけ多くの同志・戦士たちのサイトを見つけることが出来る。なんと心強いことであろうか。もしかしたら、世界がしいたけから解放される日も、そう遠くはないのかもしれない。その希望の日に辿り着くまで、我々は決して諦めず、歩み続けなくてはならないのだ。とりあえず私は、これまで同様しいたけを口にするのは断固として拒否していきたいと思う。
27歳にもなった大の大人が、貴重な日曜日の午前中を使って考える文章だろうか、とは言ってはならない。嫌いなものは嫌いなのだ。にんじんは、加熱すると甘くなるのが嫌い。野菜なのに甘いとは!許せないのだ。
リンクを貼らせていただいたサイトの管理人の方より、苦情が来ないか心配だ。
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