written by 田村 MAILHOME
#芸人結婚式音楽
2004年10月24日(日)

お笑いが大好きだ。
嫌なことがあったとき、つらいとき、哀しいとき、とにかく笑わせてくれる彼らが大好きだ。人間、笑うことが出来れば案外何とでもなるものだ。

しかし、波田陽区は好きになれない。残念がられても困るし、勝手に斬られても困るのだ。それ以前に、お前は一体誰なんだと言いたい。そもそも芸自体単独で成り立つものとは到底思えず、観客が思わず笑う、この場合寒さのあまりの失笑といってもいいだろう、その笑いがなければとても見れたもんじゃないと思う。


逆に、独自の世界をこれでもかと持っている劇団ひとりなんか大好きだ。前半はあくまで普通の嗜好を持つ人を演じ、後半のある瞬間を境に、一気に変質的な趣味を吐露し、変質者に化けるというのが大体の芸のパターンだが、一般人と変質者が切り替わるあの瞬間が大好きだ。前半の一般人としての言動までが、実は変質性に基づくものなのかと深読みしたくなるところがすばらしいと思う。他にも、ペナルティや東京なんとかというのも好きだ。なんとかの部分は忘れた。

会社の先輩とお笑いについて話す機会があったのだが、どうも波田陽区が好きらしい。いや、正面切って好きだと言われたのだが、そんなこと言われたってこっちは嫌いなのだから困るのだ。劇団ひとりが好きだと言ったら、「え、俺はあれ嫌いなんだけど」と真正面から否定された。道のりは遠い。

ついでに言うと、ホンジャマカの石塚が実は大好きだ。石塚ラヴと言いたいぐらい好きだ。顔は笑ってるのに目が笑っていないところも好きだ。毎週でぶやを見逃さないぐらい好きだ。でぶやを見ないと土曜の午後が気分良く過ごせない。毎回毎回やってることは同じなのになあ。不思議なもんだ。

で、その石塚がたまに波田陽区の真似をして「残念」とか言ったりしているのだが、それは面白かった。石塚への愛情がなせる業かとも思ったが、実は波田陽区自身に言わせるよりも、もっと有名な芸人が「残念」がった方が実は面白いんじゃないかということに気付いてしまった。それは波田陽区が言うことの寒さが前提としてあり、それを踏まえ、敢えてある程度ネームバリューのある芸人が「残念」がることに意味があるのだと思う。この前、でぶやで石塚と波田が一瞬であるが競演したことにより、その確信を得た。そんな確信、得てどうするのか。以上、アバンタイトルである。長い導入だ。


さて、今日は会社の同期O村君の結婚式へ行ってきた。結論から言うとすばらしかったです。会社関係の人は当然ひとまとめにされ席のグルーピングがなされていたが、O村君の上司の人は、仕事が絡まなければいい人ばかりであった。どれもこれもおっさんであったが、コメントは暖かかったと思う。近所のおっさんという感じだ。

ご友人の方々の出し物も、どれも心がこもっていた。1週間練習したウクレレを伴奏にトゥルーラブを歌ってくれた人など、本当にへたくそだったが、新婦も涙を流していたとおり、心がこもっていた。新郎新婦の生い立ちをスライドで紹介されたが、これが赤の他人であったら知るかそんなもんで終了してしまうところだが、友だちであれば感情移入もそれなりだ。二人の人間がそれぞれ別の場所で生まれ育ち、そして出会い今日の日を迎えるなんて、なんだか素晴らしいじゃないかと色々裏読みして、勝手に泣いてしまいそうになった。付き合いなんてそんなに長くもない人間がこんなんだから、おとうさんおかあさんの気持ちなど言葉では表現できないぐらいだろう。

O村君はいい人だ。優しい気持ちを持った人で、誠実で本当にすごいと思う。入社して一番最初に仲良くなったのは彼だったし、その後もお互いにいろんなことを話し、相談したりもして、どんなに助けられたことだろう。

式の最後の新郎のスピーチは良かった。ご両親への感謝と、これから二人でやっていくことへの決意や力強さがあった。以前出席したある結婚式では、新郎が最後のスピーチで泣き出してしまい、私は「お前が泣いてどうすんじゃ!」と心の中で何度も突っ込む羽目になった。第一自分の結婚式で泣き出すなんて自分に酔っztypl;kうわやめ」3sxふじこ¥sさておき、心から祝福したい。何かあったら力になろうと改めて思った。その代わりにこっちにも力を貸してくれ。

いつか私も、そんな日を迎えることになるんだろうか。誰なのか分からないが、日々を暮らす誰かを見つけ、今日のように式を挙げ、そしておとうさんおかあさんに何事かスピーチするのだろうか。漠然とそんな妄想までしてしまった。うまくスピーチできるか心配だ。その前に、もっと解決しなくてはならない根本的な問題があるのだが、それには敢えて目を向けないでおこう。

余談。
同席した会社の先輩、なんと元芸人であった。道理でよく話しよく盛り上げる人だと。しかも家がご近所さんだ。相方が芸人を辞めてしまったので自分も辞め、再就職したらしいが、その先が金融とは・・・。お近づきにならない手はない。

家に帰る。部屋に戻ると、アマゾンから小包が。久しぶりにCDを買った。しかも大人買いだ。嬉しい。嬉しいが哀しい。残高、大丈夫なのか。山と積み重なるCDケース。一枚一枚リッピングする。この作業はいつも楽しい。以下、購入したものである。

"Untitled"mellowhead
"1998-2004"ゆらゆら帝国
"ZAZEN BOYSII"ZAZEN BOYS
"キラリ"浜田亜紀子
"てんのみかく(初回)"ゆう
"アンテナ"くるり
"DMBQ vs HYSTERIC GLAMOUR(CCCD)"DMBQ vs HYSTERIC GLAMOUR
"Aurora Madturn"ロザリオス
"LION"奥田民生
"ソルファ"ASIAN KUNG-FU GENERATION

更に後日、下記が届く予定。

"鮫とハイビスカス"プレイグス
"花降る午後"ぱぱぼっくす
"竜舌蘭"GO!GO!7188

馬鹿馬鹿、自分の馬鹿。社会人万歳。


ZAZEN BOYS素晴らしいよ。久々に来た。向井秀徳万歳。椎名林檎のコーラス入りだ。音楽っていいですね。最高だよ荒木田君。Jラップ万歳!
ゆらゆら帝国ベスト来た。「グレープフルーツちょうだい」から「発光体」に繋がるって素晴らしい。ベース大好きだ。アジカンも結構格好いいじゃないか。聞かなきゃならないものがたくさんある。でぶやも見なくてはならない。忙しい。




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