written by 田村 MAILHOME
#動揺
2004年07月27日(火)

知人と話している時だった。
知人はいろいろあって凹んでいたので、話をすることで多少和らぐかと思った。


「かなり似ているよ」


動揺した。
私に似ている人が、もう一人居るのらしい。

勿論違うところも多いはずだが、しかしある一瞬、考え方、口調、間の取り方、何かがシンクロする瞬間があるらしい。冷静なところ、感情的なところ、突き放したところ、まいったのは口癖まで似ていることで、意識するとその口癖まで封印されてしまう。縁と言うか、因縁とでも言うものがあるのかもしれない。ふとそんなことを考えた。

駄目だ。気持ち悪い。めまいに近い。歓迎すべきことか、それとも避けるべきことなのか分からない。この、何とも言えない、もやっとした感触はなんだ。

随分広い世の中のはずなのに、不思議なこともあるものだ。しかし、よりにもよって私に似るとは、他にいくらでも似そうな人は居るだろうに何と物好きな。

その人は多分、私と似たような環境で育ったのだろう。そしてきっかけは色々だろうが、何かのはずみで同じようにひねくれてしまったのかもしれない。大変だ。

なんだか急に謝りたくなってしまった。似ていてすみません。




このサイトで日記ツールとして使っている「エンピツ」には「マイエンピツ」という機能があり、要は自分のサイトを誰かがお気に入りリンクに入れてくれていると、その「誰か」がこちらも分かってしまう、というものだ。

私のサイトには、一般的によくあるリンクページはなく、そもそも他サイトとのリンクなども考えていなかった。リンクにこだわり始めると、リンクに追加する/してもらうことがひとつの目的になってしまいそうなところが嫌だったのだ。

なので、「マイエンピツ」機能もエンピツを使い始めた当初から完全無視し、すっかりその存在を忘れていた。

で、久し振りに何の気なしにマイエンピツを確認してみると、なんと二人の方がお気に入りに入れてくださっていた。全然見て居なくて申し訳ないです、というかありがとうございます。今でも見てくれているんだろうか。どこでお礼をして良いのか分からないので、この場でさせていただきます。

以前は色んなページを熱心に更新していたものだが、今やすっかりコンテンツも少なくなってしまった。他のサイトとの絡みなど、まったく考えても居なかったのだが、やはり見てくれる方が居て形で残されると嬉しいものだ。久し振りにリンクページなども作ってみようか。



久し振りにパートさんに研修をやった。
いつものごとく脱線し、どうでもいい雑談に力を注ぐ。
いやあ、こう見えてもまだ若いんですよ。よく30代に見られるんですけど。


「えー?32ぐらいかと思ってたけど違うの?」


お、おばさんってやつぁ・・・。普通気遣って控え目に28ぐらいとかと言うもんだ。



それは、本心ではやはり32ぐらいに思ってるということか。
くそう、騙された!

気付かない方が、気付かないほうが幸せなこともある。世の中。




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