1番か、2番か。
どうで目指すなら、そりゃ私だって先生の1番になりたいと思う。 でも、もしかしたら今の私が先生の1番は奥さんだって認めちゃってる時点で 私の想いは「それまでのもの」なんだと思ってる人がいるかもしれない。今でこそ、「先生の幸せは私の幸せ♪」なんて言ってる私だけれど いくらそんな私でも、最初からそんなことを思えるほどデキた人間ではなかった。
今からたった2年前の私は、先生の門出すら祝福することが出来ず 独り善がりな恋愛感情を一方的に押し付けていた気がする‥。
勿論、悪気があったなんてはずあるわけがない。 でも、いつからか私はそんな自分を恥じるようになっていた。 誰よりも彼を想ってるような気でいながら本当は誰よりも彼の幸せを考えていなかった自分を、私は恥じた。
多分、それからだと思う。 私が素直に先生の幸せを願えるようになったのは。 決して意識的なものではなく、ごく自然に私の一部になっていった。
そして今日も、私の先生への想いには一点の曇りもなく うららかな春の日の、慈しみの陽光が優しい笑みを浮かべている。
先生のパートナーが私じゃないのは正直言うと辛いけど それより大切なのは、先生が幸せかどうかってこと。 先生が笑ったら私も笑いたいし、先生が泣いたら私も泣きたい。
確かに私の恋は叶わないけれど、両想いになることだけが恋なのだろうか‥。 こんな恋の形があってもいいのではないかと私は思う♪
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