ラヴシック☆

     


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2003年01月10日(金) 辛口ではなく悪口

朝、教室にいると女子たちの会話が聞こえてきた。
彼女たちの視線の先にはD君。
机の上に俯せになって寝ているように見えるけど、実際はばっちり起きてる。
彼女たちが「寝てるから聞こえないよ」と思っている悪口も丸聞こえ。

私とD君とは小学5年からの付き合いで、もう6年も同じクラス。
私にとってD君は、好きでも嫌いでもない。
ただ、小学6年の時に「それでも女か?」と言われたことを未だに覚えてるけど…。

D君は、特に女子たちと交流はない。
それなのに、悪口を言われている。
彼女たちは、D君のどこを見て、悪口を言っているのだろう。
どうして、一回も会話をしたことない人の悪口を言えるのだろう。
自分の悪口を聞くことの辛さを、彼女たちは知らないのだろうか。

「わぁー♪Yちゃん、辛口〜♪」

私が思うに、それは辛口ではなく悪口。
彼女たちがやっていることは、 辛口トーク ではなくただの悪口大会。

Yに「自己中心的」だと言われたあの日。
Yはきっと、自分の未来に輝きを感じただろう。
いや、今も自分たちは一番輝いていると思っているだろう。
クラスの中心核のグループにいれば、怖いものなんて何もないのだから。

僻みにしか聞こえないかもしれない。






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