今日も、塾の自習室に行ってきました。 これから2週間は、ほとんど毎日行くと思う。
先生とはずっと、会わないつもりだった。 なのに、予定外にも先生が自習室へとやって来た。 その瞬間、私は反射的にケータイとサイフ、それから先生に頼まれて作った古典のプリントを持って 教室を逃げるように飛び出した。
階段を三段とばししながら駆け降り、道路を走って横切り、近くのコンビニへと行った。
‥‥‥‥‥‥‥。 先生、怒ったかな…? やっぱり、感じ悪かったかな…?
そう思いながら、コンビニのコピー機の前でプリントを完成させた。 自分で言うのもなんだけど、すごく自信作。 将来、塾の先生になれるかもしれないと思った(爆)
先生に嫌われてしまったけれど 先生に頼まれて作ったプリントなのに、もぅ必要ないんじゃないかと思った…。
本当は、先生が講師室にいない時間を見計らって プリントを机の上に置いて帰ろうと思っていた。 けれど、「さっきは、感じ悪かったかも…」と思い、コンビニの帰りに 直接、先生に渡しに行くことにした。
「お。紺野〜。」
「はいっ‥。 間違ってたところ、なおしてきました。」
「おっ?なおしてきてくれたんか〜? お前、すごいな〜。こんな、プリント作って (^-^) …って、褒美はないぞ(笑) (¬д¬)」
話しているときは、いつもの、先生と仲が良かった頃の 優しかった先生に戻ったかのように思えた。 けれど、やっぱり先生は冷たかった。迷惑そうだった。
私がプレゼントした、プーさんのぬいぐるみとオルゴール…。 他の先生にあげてしまうなら、捨てられたほうがまだ良かった。 邪魔なら邪魔。迷惑なら迷惑って言ってほしかった。 邪魔だと思っているのに、本当のことを言わないのは、本当の優しさなんかじゃない。
|