2006年02月27日(月) まなティは こうしてこの世に 現れた
生後2ヶ月31日目
昨日、相方が今まで撮りためたまなティのDVDを整理していたんだが、そこで初めてまなティの産声の映像を見た。まなティが産科医、助産婦、小児科医の計3人に囲まれて、喉の奥を吸引されたり、酸素を吸わされたり、マッサージされたりしている映像だ。
私はこのときちょうど胎盤を産んでるところで、頭もモウロウとしていたので、まなティがこんなことになっているとは思わなかった。
その中のまなティは、ぐったりとしていて手足は灰色で、いつまで経ってもウンともスンとも言わないのである。かろうじてお腹が呼吸でペコペコしているので、生きてることだけは確認できる。
散々吸引し、散々マッサージして、ようやく産声を上げたのはその映像が始まって8分後だった。「映像が始まってから」なので、きっともっと長かったのだろう。産声は、よくあるオンギャーオンギャーという元気なヤツではなくて、子猫が鳴くような「エッエッエッ」となんとも頼りないものだった。口も大きく開いてない。
もうその8分が長くて長くて、手に汗握って「ガンバレガンバレ」と念じ、そのうち涙まで出てきてしまった。出産を長引かせてしまって申し訳ない気持ち、そして、「嗚呼、私はなんとダイソレタコトをしてしまったのだろう」という思いで頭がいっぱいになった。私は人ひとりの人生を勝手にスタートさせてしまったのである。それはエゴではないのか。
あんなに弱々しかったまなティも、今ではスクスクと育って生命力に満ちあふれている。これから私がまなティにできることは、相方と2人で絶え間なく無限大の愛を注ぎ続けてやることだろう。
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週末シティーに行った。産後初のシティーだ。相方の会社のシティにあるビルの駐車場に週末は車をとめていいことを知ったので。
目当ては紀伊国屋書店で離乳食の本を買うこと。離乳食は6ヶ月まで始めるつもりはないけど、今から予習しておいても早くはないだろうと思って。種類はあんまりなかったけど、よさげな本をゲットできた。
それから日本語の絵本をまなティに。英語の絵本ならどこの本屋でも手に入るけど、やっぱり絵本は母親の母国語じゃないとダメだと思う。で、買ったのは、五味太郎の→『きんぎょが にげた』←。
さて、帰って早速ベッドにまなティを挟んで相方と3人で横になって絵本を読んであげると、ものすごい反応を示していた。カラフルな絵に手足をバタバタさせて大興奮。絵の隅々まで目を走らせて、話に耳を傾けているようだった。
その夜、勢いでアマゾンで絵本を6冊も買ってしまった。この手が。シティの紀伊国屋書店だと種類が全然ないので。これから毎日読んであげよう。
つづく。
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>>「匿名メールフォーム」へのレス
・そういや、「カイロ行き」って行ったら、
普通エジプトですよね〜。
そうそう、たった今更新された日記を見つけると、
私もうれしいです。「おっ」と思います。
・たつのおとしご、もちろんAさんってことわかりましたよー。
日記にたまに登場しますもんね。
・カイロはポキポキのイメージがありますか?
私のポキポキのイメージは「整体」で、
カイロはやさしいイメージだったのですが……。
フタを開けてみると、ポキポキでした。
痛いっす。
カメ&イルカ、作りますよ〜〜。
お待ちくださいませ!
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