2004年11月10日(水)  魂が 疲弊するのは なぜですか?


仕事に集中できないので、ちょっと更新。

今週ある締め切りはでかいヤツが5本なんだが、木曜までに全てが終わってるはずが、全然終わる気配が感じられない(水曜にして、終わったのはたったの1つ)ので締め切りを移動してもらった結果、ズルズルと来週の月曜まで地獄週間が延びてしまった。しかも、来週は来週の苦しいヤツが始めからそこにニコニコと存在するので、単に2つの地獄週間がドッキングして2週間になっただけという意見は聞こえない方向で。嗚呼。


今やっている仕事で一番大きなヤツは、大学受験用の英文法の参考書開発。丸々企画から執筆までやらせてもらっている。思うに、世間の不特定多数の人間に向けて何かを書くというのは、それがなんであれ、疲弊する作業だなぁ、と。うまく言えないけど、魂が疲弊する感じ。自分は魂を少しずつワードに打ち込んで売り飛ばしてるんじゃなかろか、という気分になってくる。1晩原稿を書いて朝になると、魂がスカスカに干からびたような気分がする。顔もさながらムンクの「叫び」。まぁ、寝れば復活するんだけど。

顔の見えない他人へ向けて何かを書くというのは、真っ白の画用紙を与えられて、とにかくお前の考えてることをAさんにわかってもらえるように何でもいいからここに書け、と言われている感じだ。

そして、私はAさんを知らないので、まずAさんについて考える。Aさんは毎朝何時に起きるのか。学校へは何で行くのか。どんな学校に通っているのか。英語は好きなのか。授業中は居眠りするのか。どんな場面でこの本を手に取るのか。などなどなどなど、リアルにリアルにイメージしてみる。もうAさんに成りきる勢いで。

企画段階でこの作業はもちろんするのだけど、実際に原稿を書くときも、そのリアルなイメージを持続しないといけない。一瞬でもAさんがお留守になったときに書いた文章は、後で読み返してみると、きまって私の主観しか存在しない中身のない文章になっているので、結局書き直すことになる。私にわかっても、Aさんには理解できない文章。

つまり、執筆中は、常にAさんが乗り移っていないといけない。だけど、これが疲れるのだ。強く意識していないと、すぐに素の自分に戻ってしまうので、半ば念ずるようにして執筆する。ウ゛−−−−−−−−ッと。映画の『ゴースト』で、霊媒師(?)が霊に乗り移られた後、疲弊してしばらく動けなくなる場面があったけど、1ページ、いや数行書く度にまさにそんな感じになる。

塾ではこれが割と楽にできる。Aさんが目の前に存在するから。理解してるのかしてないのか、顔を見ればすぐわかるわけで、教えながら方向修正ができる。


くどくど言っても、締め切りが守れない理由にはなりませんが。ああ、ダラダラと日記書く暇があったら、仕事しろっって編集者さんに怒られそうなので、そろそろ戻ります。


つづく。


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>>「匿名メールフォーム」へのレス

・何通でも送ってください!

・寝ないとよい仕事ができない、だから寝なくちゃ!
 と思うのは、逆効果ですよね。余計に眠れなくなっちゃいます。
 そういうときは、寝ずにビデオ見たり、
 本を読んだり、仕事以外のことをやってみて、
 「寝なくちゃ」っていう気持ちをなくすのがいいのかもしれません。

・オーガニック製品、よく見ると結構ありますよね。
 日本ではメジャーじゃないですが、
 バイオダイナミックもオーガニックだと思います。
 ヨーグルトとか牛乳とか出てるので、見てみてください。

・海外だけの特別メニュー……。
 それはコーラが付いてるとかそういうのでは?(笑)
 吉野家じゃなくて、カフェにしようよ♪

・そうですよねぇー。
 愚痴って、内容じゃないですよね。
 聞いてもらうことが目的なんですよね。
 聞いてくれる人がそばにいるというのは幸せなことです。

・GMフードばっちり気にします。
 そのサイトの冊子があるんですが、
 いつもそれを持ってスーパーに行っていました。
 今はだいたい頭に入ったので、持って行きませんが。
 でも、そのリストがときどき更新されて、
 今までよかった会社がダメになってたりするので油断なりません。

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