春菜の日記
日々のこと、脳内のこと、いろんなこと。

2004年02月24日(火) 雲路の果て

今日は、お天気もよいのに、外に出れない。

ただ、お布団に包まって、窓から空を眺める。

枕もとには、携帯デンワと、電話の子機と、文庫本と、プアール茶の入ったポット。

ときどき、布団にもぐり込んで、両膝と頭を抱えて丸くなる。
頭の中は白。

病院に入院していたときも、この姿勢をよくしたが
あるとき、巡回に来た看護婦さんが
「あらあら?お母さんのお腹にもぐってるの?」とにっこりと言った。
私は馬鹿にされたような気がしてくやしかったが、
看護婦さんじゃなくても、精神科に入ってる人がそんな格好をしているのを見たら、たいていの人間はそう思うだろうし、仕方ないと思った。

今日の本は桜井亜美の、「イノセントワールド」
桜井亜美は、ずっと前から、何冊か持ってたけど、ちゃんと読むのは初めて。
読み始めても、最初の2,3ページでいつも止まったり、
パラパラとめくって読み流すだけだったけど
最近、自助グループの友人から
「春菜ちゃんて、桜井亜美とか好きそうだね」と言われたのをきっかけに、また読み始めた。

この前は「alone」を読んだ。

結構好きかもと思う。
設定やストーリーもいいけれど
ときどき使われている、こんな感じの表現。

「あたしという合理的帰結性がゼロの偶然の産物にとっては、すべての行為が虚数ベクトル上のある一点に集約される」






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春菜 〔プロフィール〕 [MAIL] [トップページに戻る]

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