もー！挨拶無視で、小さい声で早口に「ﾅﾆｼﾃﾀﾉｯ!」から始まった殿方。
一生懸命に受話器を耳に押し付けたけど、物陰から小人がささやいてるみたいで
何言ってんだか分からず・・二言、三言は質問内容をテキトウに予想して答えたけど
思わず途中で３回くらい禁断の聞き返しをしてしまい、逃げられました。

なぜ禁断かと言うと、大半の殿方は「え？」と聞き返すと切ってしまうからです。
優しく「もう少し受話器に近づいて」と言うと、気付いてくれる殿方もいるんだけど
亜美達テレレに「聞こえないな〜もっと大きい声で○○○と言ってごらん」というのが
大好きな殿方たちも、自分が言い直しをさせられるのは我慢がならないらしい。

まぁいつまでもプンスカしていても仕方がないし、こんなときはお茶でも飲んで
（きっと今のは人じゃなくてコロボックルだったのだ）とでも思う事にします。
知らない人のために付け加えると、コロボックルというのはコビトのことです。
コビトって小さいから声が細くて高くて、人間には聞こえにくいんだって。

亜美がコロボックルを知ったのは「だれも知らない小さな国」っていう本だけど
ドラえもんの「どんじゃら村のホイ」とか、内田春菊の「南くんの恋人」とか
コビトが出てくるお話はいろいろあるので、暇なときにでも読んでみてください。

で、通勤していたころから殿方たちの声の小ささに辟易していた亜美なので
自宅の電話機を買うときには、ちゃんと受話音量の調節機能がついたものを
選んだのですが、それを活用しても聞こえないことは多々あります。

でもそれと反比例して、ガイダンス音声はやたらとデカイんだよね。

うちはボロアパートなので、ガイダンスや操作音が隣の住人に聞こえないか
いつもドキドキハラハラしています。電話の呼び出し音も消音にしているし
ボタン操作音だけは消音できなかったので、なんとティッシュとセロテープで
スピーカー部分を覆って、音が響かないように貧乏くさい工夫をしてます。

「エッチ大好きな淫乱オーエルのコーナーです！」なんていうガイダンス音声が
隣の人に聞こえちゃったらやばいじゃないですか。なので、殿方と通じるまでは
なるべく音を小さくしていたい亜美なのでした。これって気にしすぎ？？

受話音量を上げるときは、チェンジするときと同じピッピ！という操作音が響くので
殿方に誤解されないようガイダンスが流れている間に済ませるようにしてるんだけど
そんな小さい声щ(ﾟДﾟщ)ｶﾓｫｫｫﾝな状態の時に、声のバカでかい殿方とつながると
私って本当に間が悪くてクジ運も無いんだなぁ・・とヘコミます。

受話音量を上げていなければ、ちょうどいいボリュームだったかもなのに！バカバカ！

そしてその殿方に『おらっもっと大きい声でチンポ入れて〜って叫んでみろ！』
などと言われた日には泣きたくなります。『壁が薄いから恥ずかしいんですー』と
本当の事を言っても『隣の男が犯しに来てくれるかもしれないぞ』とか言っちゃって
まったく他人事だと思って言いたい放題だよ・・。叫び声フェチ？

まぁ声が小さくても大きくても、ガチャ切りな人もいれば話し好きな人もいるし
声の大きさだけで好き嫌いとかはないんだけど。もう少し都会の住宅環境を考えて
発言していただけるとありがたい。でもサクラ相手にそこまで考える人もいないか。

明日からもロシアンルーレット気分で受話音量をピッピ！と上げ続けようと思います。

＋オワリ＋

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