『こんにちは♪』

『ボ、ボクトエッチシテクダサイ！』

『え？』

『ボクトエッチシテクダサイ！』

緊張しているのか、棒読み一直線なロボット喋りです。キツイ。

亜美、脱力するとヤル気ゼロになっちゃうんです。なので真似して
ロボットになってみました。こんな時は、別に切られてもいいやの精神。

『ボクトエッチシテクダサイ！』

『はい。かしこまりました。』

『ジャア、ドウゾ！』

『ぇえっ』

やばい。一枚上手っぽいです。じゃあどうぞて・・初めて言われたYO！
でも、亜美も負けてはいられません。何とか対抗しなければ。

『ド、ドウゾ！』

『あなたからドウゾ！』

『ジャア一緒ニ始メマショウ』

『うん！よーい・・どん！』　なんだそれ・・

シーン・・・・

ガチャ切り・チェンジで逃亡の気配はありません。
ちょっと普通に話しかけてみようかな？

『ねぇねぇ、いくつなの？』

『ボ、ボクト、エッチシテクダサイ！』

だめだ、こりゃ。

『一緒ニ、ヤリマショウ！』

言葉が見つからなくなった亜美は、何となくさっきの二人のやりとりが
一緒に走りましょう！→よーい、ドン！って感じに似ていると思ったので

『ねぇ、ストップウォッチでタイム計るの？』

と意味不明な質問をしてみました。殿方の答えは

『ハイ！』

『えー？競争ですか！』

『ハイ！』

もう、わけ分かりません。亜美、遊ばれてるんでしょうか。

『初めてエッチしたの、いつ？』

『18デス』

『今って、いくつなの？』

『17』

？？？？(ФωФ^)ﾋﾟｷｯ

『もう一度聞くけど、初めてエッチしたのは？』

『キ、今日デス』

『嘘つくな！』

『ホントハ童貞デス』

『ほんとかYO！』

『ホントーデス！』

『嘘つくとチンコ切るぞ！』

『童貞デス！』

・・ぜぇぜぇﾊｧﾊｧ・・疲れた。精魂尽き果てそうです。
最後の『童貞デス！』を最後に、時間切れで強制終了。
ガイダンスが流れるから残り時間の目安はつくんですけど
聞こえないふりで会話続ける殿方も多いのです。

何だか、遊んでやったのか遊ばれたのか・・狐につつまれた気分の亜美。

こうして見ると、テレレとして稼ぐ気が無いように見えるかもしれないけど
そんなコトないんです。少しでもまともそうだったり、稼げそうな殿方には
ちゃーんとカワイ子ぶってるんですよ！切る前には「お仕事頑張ってね」なんて。

ちゃんと「じゃあまたねぇ」って切ってくれる人の時しか、そんなコトは言えないけれど。

それにしても童貞ロボットは、あれで楽しめたのでしょうか。

もうね、昨日なんて亜美の稼ぎが▲だとしたら、テレレ仲間のマヒナちゃんの稼ぎは◎ですよ。
亜美ほんっとに低迷期なんだす。自分がテンション低いと、頑張れば引っ張れる会話も
すぐに終わっちゃって稼げないの。コールの少なさや殿方のせいだけじゃないんだよね。

その日の運も作用するけど、亜美の場合は気力の無さが一番の原因みたいです。はぁ。
年末年始は、寂しい殿方の数は変わらない代わりにテレレの数は減ってしまうので
少しは稼げそうな雰囲気なのですが・・どうなることやら。

そんでは、今日も地道にお仕事してきまっす。押忍。

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