台所のすみっちょ...風子

 

 

論点。 - 2004年03月23日(火)

土曜日の夕飯は買ってきた弁当だった。

けれど、それだけでは栄養が片寄ってしまうので、

私はサラダを作ることも忘れなかった。

ワカメと豆腐とかにかま、そしてきゅうりを

ポン酢で和えた和風ワカメサラダだ。


あっさりしたその副菜に旦那は喜び、

私もそんな機転の利いた自分に大満足であったが、

「では、いっただきまぁ〜す!」と、サイコロ型の豆腐を口に入れた瞬間、

私はとんでもないことに気がついてしまった。

(と、豆腐が腐ってる・・)

なんとも言えない、、そう大豆の固まりなのにイカのような味わいだ。


以下はその時の私達夫婦の会話である。

私「あっ・・・こ、これ・・・」
夫「何?どうした?」

私「豆腐腐もう食べちゃった?」
夫「食ったよ一個」

私「ご、ごめん、、これ変になってる」
夫「へっ?マジで?」

旦那はかなり驚いたようで、私は何か言われるのではないかと、

いや、ここは確実に私が悪いのだからどんな言葉も

甘んじて受けよう、、と思っていたのだが、次の瞬間

彼の口から出た言葉は

「おまえ、良く気がついたなぁ〜〜すっげ〜〜!
 俺なんかぜんぜん分からなかったよぉ〜〜!
 ホント、、すげっえ〜〜〜!さすがだなぁ〜!」

という意外なもので、あろうことか私は誉められてしまった。

で、その言葉に

「ま、、まあね、、長年主婦やってると、少しの味の変化
 も分かるから、、、」

とまんまと私が乗っかったのは言うまでもないが、

腐った豆腐を、「こ、これ取っちゃえば、あとのやつは

食べられるからさ、、」と慌てて豆腐を皿の端に手際良く寄せ、

「もう大丈夫!」と仕切りなおしをしたら、

「ありがとう!お前が気がついてくれなかったら、もっと
 食っちゃうところだったよ〜。本当にお前ってすげぇ〜な〜」

と、感謝までされてしまった。


旦那の止むことのない賛美やら感謝やらの言葉に

な、なんか違う・・

なんかズレている・・・

この場合、論点は「腐っていた」ということであって、

それに気がついた私の舌の「素晴らしさ」では、ない・・

と複雑な思いがいつまでも交差する私であった。


おしまい。


...




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