振り向けば、七夕。 - 2002年07月07日(日) 今日は七夕。 織り姫とひこ星が待ちに待った日だ。 だが、2人はいったい、いつまでこの逢瀬 を続けるというのか? なにより、本当に会えているのだろうか? 長い年月の間、それぞれを取り巻く環境もすっかり 変わってしまったに違いない。 織り姫は子供がバッコバコ産まれ、子沢山で、 片時も家を空ける事ができない環境かもしれないし、 ひこぼしは、別の女ができてるかもしれない。 ・・年月は人を変えてしまうもんだ。 幼い頃から私は、この七夕がらみの伝説には、大して 興味がなかった。 小さいながら(この話には無理がある。) と、なにげに思っていたのだ。 ぜんぜん、可愛くない。 短冊に書く願い事も、将来を見据えたリアルなモノだった。 「○○高校に行けますよ〜に!」と。 我が家は、将来行く高校を子供が産まれた瞬間に 決めていた程の教育熱心な家。 その殺気ゆえ「ここに入らないと、どえらい事になる。」 と子供心に感づいていたんだろう。 素直だ。 毎年毎年書いてるうち、月日は流れ、 中学3年になった。 そして、ナント、本当にその高校に入ってしまった。 決して、実力ではない。 しかし、その後の私には、短冊に願い事を書いた記憶がない。 夜、こっそりどうやって家を抜け出すか、とか、 彼氏の事とか、化粧の仕方で、一年中が忙しい。 七夕なんか気にしてられるか! 私は、高校卒業以降、しっかりと順調 ではない人生を送っている。 おしまい。 ...
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