台所のすみっちょ...風子

 

 

東京砂漠にて。 - 2002年06月23日(日)

会社を2年前に辞めてからというもの、
朝方4時に寝て、昼頃起きる生活がすっかり
板に付いた私。別にナンノ支障もナシ。

だが、私のこの生活パターンが、部屋にある多肉性植物
の寄せ植えにはまずかったらしい。
多肉性植物てのはアロエとかサボテンのトゲ無しのような、
葉っぱが肉厚でプニプニした感じのものだ。
もともと乾燥したメキシコの砂漠みたいな所に
生息してるようなので、マメに水をあげないで良く、手間も
かからないってふれ込みがお気に入り!
まさに、”砂漠にもってこい!”ではなく、
”私にもってこい!”だった。

しかし、我が家の一員となって早3ヶ月、
精気を抜かれたように日に日にぐったりしていく。
こんな丈夫な植物が枯れた日にゃ〜、一生の不覚!
と思い、友達と行ったガーデニング講習で、
その道の専門家に聞いてみた。
「午前中はベランダに出してお日様をたっぷり!
西日は良くないので午後は家の中に。」
ってなことを言われた。
それを聞いて、ひじょ〜に困りました。
だって、これでは私と植物の一日のスケジュールが
まるで会わない。我が家はベランダが西向きで、
私の少ない日照時間のうち、西日は浴びるが、朝日は浴びない。
てか、浴びることができない。
で、放っておいたら、1つ減り、2つ減り、3つ減り・・、
残り1つになり「寄せ植え」とは名ばかりになってしまった。
そこで遂に外に出しっぱなしにすることに・・。
彼らにも一緒に暮らす以上どこかで我慢してもらわなければ。
それに、砂漠じゃあ西日も当たるさ!

私は決して冷たい女ではない!最後に残ったヤツには
「たくましくな!」と願うだけだ。
もともと砂漠で枯れにくいのなら、
「この東京砂漠でも立派に生きてみろ!」と
ベランダに仁王立ちになり、
エールを送る今日この頃である。

                  おしまい







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