APSの日記
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2005年09月22日(木) 均の観劇日記「美女と野獣」

9月中旬にダンス・エマノンの「美女と野獣」という舞台を
観てきました。
そもそもダンス・エマノンってなんだ?となるんですが、
そこのHPには、「クラシックバレエ、コンテンポラリー、
舞踏などの“ELEMENT(要素)”を融合させ、
他分野のアーティストとの総合舞台芸術を目指している。」
と書いてあります。

ダンスか。正直未知の世界で興味はなくはないが、
わざわざお金を払って観たいとも思っていなかったのが、
会社の同僚から、チケットをタダで頂いてしまったのです。
しかも8500円もするチケットですよ。
こりゃ観るしかないじゃないですか。

んで、観てきました。
メジャーどころでは、吉川ひなの、ヴァイオリン奏者の
川井郁子さんが出ている舞台。
(その他にも有名な方が出ているのかも知れないけれど、
知りません、ダンサーに疎いもんで)

観た感想
正直ダンスの良し悪しはわかりませんでした。
個人的にはあまり魅力を感じません。

しかーし、音楽家の表現力の豊かさか、川井郁子さんの凄さ
なのか、分かりませんが、ただただ川井さんのヴァイオリン
に圧倒されました。
妖精役で出ている川井さんの妖艶なまでの美しさ。
そしてヴァイオリンの奏でる激しさ、儚さ、愛しさ。切なさ。
あまりの表現力に、訳も分からず泣きそうになりました。

そしてナレーションをしている吉田日出子さん。
(舞台に出ている役者(ダンサー)は一切喋らないのですが、
ナレーションで吉田日出子さんが解説したり、ちょっとだけ
セリフを喋ったりするのです。)
絶賛です。すんばらしい。
ストーリー説明のナレーションの他に、妖精、美女、野獣の
声(または心の声)を話す。
特に声音を変えているわけではない。
なのに、その違いは一目瞭然(一耳瞭然?)
それがまたいいんですよ。妖精の野獣への想い、
野獣の美女への想い、美女の父や野獣への想い。
あんな年をしているのに(ごめんなさい)、
本当に美女(少女)が話しているようにしか聞こえない。
あんな年をしているに(くどい)、野獣の叫びそのものにしか
聞こえない。

この舞台の素晴らしさはこの二つに尽きます。(個人的に)

あ、忘れてた。あと吉川ひなのさんの美しさ。
ほんと顔はちっちゃ。こぶしくらい。グーよグー。
役柄的にも無垢な感じが全面に出ていてとても好感がもてます。

こういうのも悪くないですね。
ちょっと観るハバが増えたキンでした。


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